日本で公開されてないのなんで!?これはもっと観られてほしい作品!
19世紀の西アフリカが舞台で、この作品で描かれている世界は自分の生活とも映画でよく見るものともまったく違う。見たことがない景色、感じたことのない空気がそこにはあるのだけど、それでもこの作品が現代を生きる人の背骨になることはあると思う。
男にとって傷は勲章と言われるのに女が傷を作ることは避けるべきとされるのっておかしいよなと思ったりした。性別に関わらずむしろその傷を負った理由によって、それは勲章にも恥にもなりうる。
個人的にショックを受けたのが、登場人物の何人かが話す英語がほとんど聞き取れなかったということ。自分の英語力不足という面ももちろんあるんだけど、ひょっとしてこれまで自分が見聞きしてきたものの多くが白人至上主義的な価値観の中で作られたものだったからなのではないかという疑念が生まれた。
もう一回今度は日本語訳ありでちゃんと観ます。