ハヤシさんの映画レビュー・感想・評価

ハヤシ

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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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配信期限がそろそろ終わるとのことでやっと観た。

大好き!とにかく会話が面白い。こんなに会話の上手い人間がこんな密度で存在するわけないじゃん?!と恨み言のひとつも言いたくなるレベル。

このストーリー
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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顔の傷を隠さないサラが一番美しかった。

何をしても、何が起こっても、誰ひとりとして満たされはしないのが無情。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

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チャドウィック・ボーズマン、長いとは言い難いキャリアの中でどれほど多く意義のある役を演じていったんだろう。

『ユダ&ブラックメシア』『シカゴ7裁判』と観て、これは今しかないと思い観た。けっこうしんど
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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ダ…ダニエル・カルーヤかっこよすぎる…吹替で観たんだけどこれは字幕でも観なきゃな…

フレッド・ハンプトン、亡くなったとき21歳って信じられない。

潜入から始まっている以上、そもそも初めは裏切りでは
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

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美しい、のか?

2人の恋愛にまったく感情移入できなくて完全に置いてかれた。特にヴィクトルからズーラが魅力的に見えたのは分かるんだが、ズーラからヴィクトルは?

まず年齢設定がいまひとつピンと来てない
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無名(2023年製作の映画)

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観終わった後、速攻で東アジア史についての本を読んだ。それぐらい突き動された。

大好きなタイプのスパイ映画だった。まず画の力強さでどんどん持ってかれる。俳優陣の強さがまあエグい。これだけ顔が強かったら
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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映画の本筋とは関係ないが、自分がどんどん頭が固い大人になっていってしまっているのか、ファンタジー(あえてこういう言い方をするけど)をファンタジーとして楽しめなくなってきている気がする…どうしても現実に>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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どうしてどこにも留まらず通り過ぎていくように見えるのか。同じ日々を積み重ねている平山が。

彼にとって夢は何か特別な意味を持つのだろうか。毎夜、白黒で見る夢。「He paid attention to
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関心領域(2023年製作の映画)

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ドイツ語音声を、ポーランド語字幕で観たのだけど、全部分かった(気がした)。

わたしはヘス家の人々と、特にヘートヴィヒ・ヘスと何が違うんでしょう?何も映らずとも残虐なことが起こっていると分かるその真隣
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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哀れなるものたち、PeopleではなくThingsだったのか。

記憶と経験がその人をその人にする。一貫したテーマとしてそれを受け取ったけれど、自分も同じような信条で生きているところがあると思った。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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分からないことが気持ち悪い感じの分からなさだったので、珍しく解説を調べてみたりなどしていたのだけど、分からないこともある意味で正解ということで、正直ちょっと投げ出した。

ヨーロッパで観られる邦画は限
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

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歌ったり踊ったりしないタイプのインド映画かと思ったら、歌ったし踊ったし戦いまでした。

「神様の姿や祈り方を変えても力は同じ。だから自由なの。あなたが信じる神に祈りなさい。」

PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

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「I’m so sexy.」なパターン、セクシーすぎて面白くなってくるまである。

画からセリフから全部永遠にキマってて、気が変になりそうだった。特にアクションに興味があるわけじゃないんだけど、気づい
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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これが観たかった〜〜〜!(感涙)とにかくマーベルズの3人が最高で他の登場人物も最高で、喜びしかないです本当。

『ミズ・マーベル』未視聴なのでカマラちゃん初めましてだったんだけど、最高にキュートで無邪
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フィリップ(2022年製作の映画)

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これまで観たポーランド映画の中で、強く印象に残っているうちのひとつ。まさか日本で公開されるとは思っていなかったが、ぜひ多くの人の目に触れるといいなと思う。

ヒトラーはじめナチドイツは、金髪碧眼のアー
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ヴォルーズ(2023年製作の映画)

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アレックスとキャロルを見て、かっこいいシスヘテロ女性だ〜!とめちゃくちゃテンション上がった。かっこいいシスヘテロ女性キャラクターを久しぶりに見た気がする。

愛してるを伝え合う2人が最高だし、サムも本
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

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ナワリヌイ氏、亡くなったのか。彼のしたこと全てを肯定できるかと言われるとそうではなく、英雄と呼ぶのにも抵抗があるが、それでも亡くなったと知ると胸に来るものがある。(彼を評価することを同じ状況下で生きて>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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広島に原爆が投下された後、大歓喜の人々に迎え入れられるオッペンハイマーのシーンが強烈だった。ふっと全てが遠ざかり、自分の状態が掴めなくなるような。まるでとつぜん貧血になったときのような。それが映画上の>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

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最高〜!ル・マン行きてぇ!

地面に近いアングルから見るレーシングカーとその走行音!ほとんど車に興味がなくてもレースのシーンは無茶苦茶にテンション上がった。いろんな撮り方をしてるのすごい。あとスタート
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ファンフィク(2023年製作の映画)

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けっこうしっかり教育的。それこそ「アメリカの映画」ではなく保守的と言われるポーランドの映画であることを考えると、教育的であることに意味があると思う。聞いているポッドキャストで「親にゲイであることをカミ>>続きを読む

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

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ラブコメ!という作品を久しく見ていなかったので刺激が強かったです。

良…な台詞とそれはクサい…な台詞に交互で殴られて、多分これがわたしにとっての紙一重のラインなんだなと思った。わたしのお気に入りは「
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Riceboy Sleeps(原題)(2022年製作の映画)

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カナダで移民として生活する韓国人のシングルマザーとその息子の生活の話。異国で受ける差別、年齢による環境の変化、親と子供の違いとそして繋がり。汚れた眼鏡を拭いてくれるのってものすごい愛なんだよな。

A
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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ホラー耐性がない(というかほとんど観たことがない)ので映画館でかかっている間ノーチェックでいたら、後に日本で公開されて話題になっているのを見て後悔。大韓航空のソウルー名古屋のギリギリの時間で観た。>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分だけじゃないと思わせてくれるような相手に出会うラストは間違いなく希望だ。では「自分だけじゃないと思わせてくれる相手」が「分かり合える相手」なのか、それはまだ分からない。

分かり合うってたぶん本当
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

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赤子の成長を見守らされとるんか?でかい赤ちゃんに呆れずにちゃんと向かっていく春子さんの根気強さ尋常じゃないな。

自分の状況がどうであっても他人に当たるのは良くないよな、と人の振り見て我が振り直してい
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The Most Dangerous Year(原題)(2018年製作の映画)

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「親として一番大切な仕事は自分自身を愛する力を我が子に与えるという仕事」

「自分を誇りに思えば世の中は変えられると子供に教えるってことは最強の贈り物なんだよ」

バービー(2023年製作の映画)

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ちょうど行けたので公開日の夕方に行ったらしっかり席が埋まっていて、珍しく笑いあり拍手ありな感じで観ました。

驚いたのが上映が終わり部屋を出て行く人の多くが思い思いのピンクを身に纏っていたこと。わたし
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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バイクに乗ったまま崖から飛び降りる予告編のトム・クルーズを見て『トップガン マーヴェリック』狂いの血が騒がないわけがなく観に行きました。そのシーンのためだけに複数回行きました。良いシーンって何回見ても>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

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めっ…ちゃ良い!

主人公であるニュースパイダーマンは、ブラックとプエルトリコ系のルーツを持つマイルズ・モラレス。趣味はグラフィティ、履いてるのはNIKEで、劇伴はヒップホップ。ブルックリンとは言って
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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キノコ雲にはずっと嫌な感じをおぼえていたのだけど、『オッペンハイマー』を観たらアステロイド・シティがロスアラモス(原爆の開発・製造が行われた街)にそっくりであると気づいて一気に血の気が引いた。

冷戦
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

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遺跡探検、ここまで来て何か間違ってたら…って考えちゃうと恐ろしいよね。帰り道が心配になってしまう。

マッツ・ミケルセンのシュミット博士、くたびれたセクシーおじさんで良かった。彼の望む過去が実現してい
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