ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行を暴露した、ニューヨークタイムズの女性記者2人の奮闘を描いた作品
性暴力を告発する難しさたるや……想像を絶するたたかいだった
加害者であるワインスタイン自身の妨害ではなく、被害者たちの声が奪われているところが一番の障壁、というところがすごくつらかった
示談にしたから守秘義務がある、キャリアが心配……色々な理由はあれど、被害者女性がみんな涙を流しながら話していて、黙っているからって傷が癒えているわけではないんだよな…と痛感した
弁護士集団が被害者を貶して加害者を正当化している間、ミーガンはどんな気持ちだったんだろう…
被害者に非があるような意見は往々にして見かけるけど、それを言う人たち全員加害者と言っても過言ではないよな…と思う。性別関係なく
性暴力の被害は、被害者自身が声をあげにくいからこそ、周りのサポートが必須だと再確認した
人生を変えるほど人の心を傷つける犯罪なのに、こんなにも立証や裁判が難しい社会は間違っていると思う…
女性が過度な自己防衛を求められている息苦しさは言わずもがな、それに伴って男性も「加害者扱いされた」と憤ってる場面はまま見る(たとえばエレベーターで2人きりになるのを避けられた、とか、女性からしたら自己防衛だし、男性からしたら心外だろうし、男女どっちも嫌な気持ち…)
法の力と社会通念で性犯罪をしっかり防いで、みんなが安心して暮らせる社会になってほしいと思いました