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ザ・クロッシングのeigajikouのレビュー・感想・評価

ザ・クロッシング(2021年製作の映画)
4.8
1回目SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022
国際コンペティション
2022年7月27日

2回目myfff2023

制作手法の過程を考えただけでも気が遠くなりそうだけど、その手間と掛かった時間が作品に与えたのは計り知れない圧倒的な芸術性。ストーリーも重厚で素晴らしい。配信で見たがスクリーンで見たかった。一般公開されないかなあ、ぜひ見たい!
↓この感想は昨年書いたものだが、
今回myfffで見直したらやはり圧倒されるアート作品であり、胸に迫るドラマ性も素晴らしい。
2022年のマイベストテン入りの作品。
《ガラスに描かれた油絵を少しずつ直して動きを持たせ、長編のアニメーションにすることは想像を絶するが、キョナとアドリエルがたどった凄絶な人生を描くうえで、この手法はふさわしいものであったと言えるだろう。完成するまでに10年以上を費やした本作で、ついに長編デビューを果たしたフローランス・ミアイユはすでにアニメーション界の大家であり、彼女の短編作品は、カンヌ映画祭、クレルモン=フェラン国際短編映画祭、セザール賞などで数多く受賞している。これらの作品は日本でも、2007年に「フローランス・ミアイユ作品集」として発売されたDVDでまとめて見ることができる。本作は、2021年のアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門でプレミアされ、審査員特別賞を受賞した。なお、ミアイユ監督の他の短編作品でも脚本を手掛けているマリー・デプレシャンは、フランスの巨匠アルノー・デプレシャン監督の実姉である。》SKIPシティ国際Dシネマ映画祭サイトより
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