人喰いうなぎ

拳銃は俺のパスポートの人喰いうなぎのネタバレレビュー・内容・結末

拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ最高
宍戸錠が表情一つ変えずに粛々と嵐寛寿郎を狙撃する様を音楽もなく淡々と写す冒頭からただ事ではない(ライフルを構える宍戸錠が座っている椅子を少しずらして座り直す!かっこいい!)
あまりにもハードボイルド
海に落ちる車ですら横位置の引きの画でスッと落ちる
描写に体温がない

無表情だった宍戸錠が初めて笑顔を見せる(カット頭で既に笑っている!)とそれまでクールだったカメラがいきなり手持ちでヒロインにぐっと寄る激情
ヤバい

そしてあのラストのアクション
地平線まで何も無い埋立地で横並びに迫ってくる殺し屋たち、投げられるピストル、ひたすら横に走る宍戸錠、銃撃
一直線に縦に向かってくる車、待ち受ける宍戸、もはや銃撃音も消える、爆発
最高だ!