拳銃は俺のパスポートの作品情報・感想・評価

「拳銃は俺のパスポート」に投稿された感想・評価

宍戸錠演じる凄腕ヒットマンと舎弟の逃亡劇ブロマンスfeat.小林千登勢。

バンバン銃撃戦が繰り広げられるのかと思いきや意外と静かめのドラマメイン。
ラストの銃撃戦も割とすぐ勝負がつくのですが、並走ショットのかっこよさが最高でしたね。

情報と警備がガバガバ過ぎてそんなんでいいのかお前らと思ってしまうのが残念。
filmsounds

filmsoundsの感想・評価

2.0
スマートなヒットマンという役柄が、宍戸錠のアクの強いビジュアルにハマっていなかった。登場人物が多く、モノクロ画面も相まって話が読み辛い。西部劇を基調にしたハードボイルドの世界観は一見の価値があるが、全体的に惜しい作品。
shun

shunの感想・評価

2.5
印象的なセリフでもないとハードボイルドはみててきつい。主人公も殴られたりしないし。殴られる→だるそうに起きる→仕事を続ける(+ここになにか気の利いた一言)
とかでしょう。
シネスコでグっと引いて時バチっと決まった映像たまらない。
これは世界に見せたい宍戸錠ですな。

艶笑成分排除されてるのも新鮮。
時計や車など小物がいかす。

潜伏先である宿場の女給?の小林千登勢が船乗りたちにありえんくらいセクハラされ過ぎてて笑ってしまった。
あちゃ

あちゃの感想・評価

3.3
清順がどれだけ天才かを見抜くには当時のプログラムピクチャーの作家で比較するのがいいかなとこれを。まあ、脚本が活劇してて、かつ西部劇と詩的レアリズムがミックスされた感じでなかなかに面白い。だが、なんか変なジグザグなティルト撮りが歪つだし、さすがに何にもない荒野で撃ち合いみたいなのは東京流れ者のバーよりムチャクチャな撮影だと思う。射撃に工夫がなくて残念。え、アラカンがちょっとだけ出てくんのがツボ
「ある殺し屋」(といっても、あの市川雷蔵ではない)を宍戸錠が演じ、舎弟にジェリー藤尾、そして宿屋の女として綺麗な小林千登勢を配した結構よく出来たハードボイルドタッチの映画。

警備が厳重な島津組の組長(アラカン)を射殺するために雇われた殺し屋(宍戸錠)は、凄腕の殺し屋であり、見事な仕事をする。 
しかし、実行後、エアフランスで海外逃亡する事が島津組に伝わっており、空港で逃亡は出来なくなる。
→ここの物語展開で「なぜ、海外逃亡するのが敵側に漏れたのか?」が非常に疑問。 

そして、仕方なく、横浜の宿「なぎさ館」に行くと、小林千登勢が居る。 
→ここで、また不思議なのが、敵側が「あいつらは、なぎさ館だ!」と宿まで特定できているってなぜだろう?
これまた、非常に疑問。 

「女はダルマ船で生まれた女」とのセリフ、ダルマ船って時代を表現している。 

ただ、この映画、カメラが凄く良くて、上手く撮っているのが分かる。素晴らしい。
物語展開に若干の難があるものの、なかなか良い日活映画であった。
otom

otomの感想・評価

4.2
宍戸錠のハードボイルドアクションの大傑作。「俺は逃げるんじゃねぇ、生きるんだ」キリッ。って云う台詞が似合う人もそういない気がする。日活スコープで映しだされる、だだっ広い埋立地での銃撃戦は圧巻。ジェリー藤尾がいささかホモくさい気もしなくはないが、素晴らしい作品である。
くずみ

くずみの感想・評価

3.8
説明せず、身体で魅せる心地よさ。乾→湿→乾。ドライなアクションと、そうはなりきれない日本の風土とのせめぎ合い。銃や肉体を舐めるように撮る。
新文芸坐セレクションvol.4
絶対に観てほしい活劇 電光石火の24本@新文芸坐

拳銃と書いてコルトと読みます。

ラストの銃撃戦、ほんの1分くらいなのに強烈な印象を残すくらいカッコ良い。そして最期の爆破シーン、荒唐無稽で笑うしかない。
最後の対決のシーンは、まるで『マッドマックス怒りのデス・ロード』のエッセンスを簡潔に濃縮した感じで凄い! 本作での、サイレンサー装着の銃撃音は忘れがたい。

本作も宍戸錠の代表作の一本として挙げられることが多いが、それは宍戸錠の後ろ姿・背中が魅力的に撮られていることに因る(おそらく自分が知らないだけなのだろうが、このような演出は昨今の日本映画では失われた)ようにおもう。

欠点は、ヒロイン小林千登勢の華のなさと音楽が若干湿っぽ過ぎることくらいの、矢作俊彦をして60年代日活アクション随一(https://twitter.com/orverstrand/status/242949707595399168 )と評価された必見の傑作!
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