Xを軽く凌駕してきたすごい作品!
ミア・ゴスの演技力でぶん殴られました。
前作同様独特なファニーフェイスと
妖精のような可憐さでピュアなパール。
ヘアスタイルもツナギもワンピース姿もかわいい。
レトロな映像とクラシック映画の演出が
古き良き映画作品を彷彿とさせます。
今より100年ほど前の時代設定だけど
戦争や感染症の流行など
今この時代に凄く被ります。
どこか人と違うことや、ケアワーカーなど
考えさせられるシーンが多いのも印象的。
序盤からパールのインパクトは凄いんですが
何が起こるか何となく分かるけど
次にどんな行動をするのか分からなくて怖いんです。
映画だけど「こいつマジでヤバイ、こわい」
って思ってしまうんです。
ノーカットで自分の内なる負の想いを
つらつらと語るシーンは鉛を飲まされるようで
いつ止めを刺されるかわからない生殺し状態。
眼の前の可愛い悪魔を前に何も出来ない
虫ケラになれます。
ラストのシーンは発狂もの。怖すぎる!
ミア・ゴスが全力で悪夢を植え付けてきます。
でもそんなパールが何故か愛おしい。
こんな不思議だけど魅力的なキャラクターを
つくり上げたミア・ゴスに拍手です!
今後も楽しみ。