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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのつのレビュー・感想・評価

3.9
私もぬいぐるみを使って人に話しかけることがよくあるから、タイトルだけ見れば「私じゃん!」って思ったけど共感は全く出来なかった。繊細で脆い。なかなか共感しにくい世界観だったからこそ「こんな感覚の人がいるんだよな」と考えさせられる。もはや共感出来ないからこそ見るべきなのかもとさえ思う。優しい世界で出来てるこの映画で、白城の存在は、優しいけど社会の嫌な世界を知ってるスパイス的存在で私は好きだった。
監督のトークセッションで言われてた「無自覚な加害性」という言葉を聞いて、なるほど、それが七森が言ってた「男ってだけで恐怖を与えてるかもしれない」のセリフに繋がるんだな〜と。この感覚は全く共感は出来ないけど。
SNSのmuuteとか、SNSがここまで普及してる中で紙の日記が無くならないこととか、きっとこのぬいぐるみに話しかけることと同じなんだろうな。とか思ったり。
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