o219028t

サントメール ある被告のo219028tのレビュー・感想・評価

サントメール ある被告(2022年製作の映画)
4.8
この映画はドキュメンタリーの作られ方をした劇映画である。テクスト(法定記録)に運動と感情が乗せられた画面には、作り手の主観的な思考の痕跡は殆ど残されておらず「仮借のない吟味の機械(カメラ)」が会話と彼らの内的な事態を反映するかのように動く身体を撮っている。この作家は「撮る」ことの「現実=現在」性に全てを賭けているかのようだ。彼女はショットの長い作品の方に「現実」が捉えられているという姿勢を取っているようだが、それが映画を「現実」に近づけているようである。
o219028t

o219028t