終盤の弁護人の言葉を聞いて、気づいたら涙が出ていた。私の中に母が、母の中に私がいる。
優秀で夢を持った女性ロランスが、周囲の無意識の搾取や圧、差別に追い詰められ、ついには自己肯定感が底をつき、自分の…
この作品はあくまで被告(ロランス)の我が子殺害の裁判という形をとってはいるが、監督が伝えたいことは、また、別のもっと大きな問題であって、決して判決がどうなるのかは関係ない処に存在している。変な言い方…
>>続きを読むうーーーーーん。残念ながら、分かったような、分からないような。母になるとは?母とは?女性とは?ってこと?こんなに複雑にネガティブに考える必要があるのやとしたら……うーーん。わたしには面白くない映画や…
>>続きを読む不思議な観点。
被告人が主人公ではなく、それを傍聴す作家が主人公。
裁判も事実だけをスラスラ読み上げでいくのでそれも怖いな。
途中、被告人がニヤと微笑むシーンが強烈過ぎる。
その後、感情失禁する主…
フランスに大学から出てきたあるアフリカ系女性の裁判での供述と、それを追うアフリカ系女性の過去と現在が重なり合う作品。
母親と子の切り離せなさを
弁護士の方が科学的な視点から話すシーンは
それまでの…
得体の知れない、でも強烈なメッセージ性を持った映画だった。
映画は生後15か月の女児を殺した母親の裁判を追っていく。
が、主人公は被告のロランスでもなければ、裁判官や弁護士でもない。
ただ、裁判を…
「私たち女性は誰もがキマイラです」
魂が震えた。
ニーナ・シモンの『little girl blue』。歌声が心の中のひびに沁みる。
過酷な孤独の中で壊れた小さな喜び。参審員の涙の色はロランスの涙と…
© SRAB FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA – 2022