よっしー

ホワイト・ノイズのよっしーのレビュー・感想・評価

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)
3.2
不思議な映画だった。予告編やポスターを見ると家族が災害に巻き込まれた話のように思える…だけど違う。シーンはあるけど一部のみ

さて、「みんな自分のこと以外、他人事」という現実。「あなたが死んでしまったら耐えられない」って、とても深い愛のように感じるけど、実のところは自分が不幸になりたくないだけなのだ

家族みんな、大学の教授仲間もみんな、誰もが自分のことばかり。よく自分勝手なキャラが自分勝手な行動をするのはあるけど、この映画は違う。みんな謙虚で思いやりがある、だけど自己中。その不自然さにずーっと心をチクチクされる映画だった

本当掴みどころのない映画。なんだけど、ラストのスーパーでのシーンでは皆が一体となって、まるでこれまでの自己中キャラたちが心を通わせているようにも思えて、ちょっと嬉しくなってしまった

いや、本当に不思議な映画