りこ

ダブル・ライフのりこのネタバレレビュー・内容・結末

ダブル・ライフ(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

なにが偽りで、なにが本当なのか。
演じているその瞬間は偽りがなくて
お互いが想いあっているからこそ、互いにちゃんとそこに居る感覚があった。

普段生活していると、人と触れる、触れ合うことは滅多にない中で(挨拶の握手やハグなども馴染みがなく)、触れることをする そしてどう感じたかを口に出してみる。あのWSでやっていた様に、わたしも親しいからこその人と、してみたいし
手のひらで、肌で感じるものをもっと大切に、時に頼りにしていきたい。
ダンスの先生(若狭ひろみさん)が、亡き夫の輪郭をなぞったあとの指先を擦る仕草も
鏡や机の反射などを利用して、もうひとりの自分をうつしだす演出もすごく好き。
物語が進んでゆくにつれ、役者さんの魅力にも惹き込まれていく。

今日観れて良かった
りこ

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