スギノイチ

ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎どものスギノイチのレビュー・感想・評価

3.0
大映末期、”ハレンチ・グループ五人娘”なる売出しユニットがあったらしい。
なるほどダンプ・ヒップ・バンプに加え、終盤にはトップ・ゲップが加わっていた。
女性上位時代を目指して巨大資本に立ち向かう…
苦し紛れのエロ路線で、存外に現代的なテーマにたどり着くのが皮肉だ。

メンバーそれぞれは知力・体力・お色気に特化しているが、知力は”お脳”などと表現されていて失笑。
銭湯にて3人が並んで背中を洗い合っている中、お色気担当(バンプ)こと渥美マリが「先頭で手持ち無沙汰だから」と鏡に映る自分を洗い出したとき、くだらねーと思いつつキャラクターに魂が宿った感じがした。

森川信と毒蝮三太夫のコンビが新鮮で、なぜか息も合っていた。
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