スギノイチさんの映画レビュー・感想・評価

スギノイチ

スギノイチ

哀しきアラサー映画好き。

点数と簡単なレビューだけ。
詳細なレビューはブログに書いてます。

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車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)

3.0

橋の上でのラストは加藤泰の演出が最高にキマっている。
ただ、物語も登場人物達も、全てが主人公のために存在しているかのような気持ち悪さがある。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

この映画のジェシカ・チャステインは増村保造の映画から出てきたのか?
強烈な自我を持ち、社会的安定や調和よりもエゴと闘争心を圧倒的に優先して突き進む。
かなり好みの主人公造型。

ただ、男娼だけ妙に浮い
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

ベタなスクールコメディ。
その節々に、こびりついたようにインド社会の歪みがちらほら。
風刺するでも揶揄するでもなく、笑いの一部として調理する強靭さにビビる。

PK(2014年製作の映画)

3.0

ヒロインは可愛くてエロいけどアーミル・カーンの演技がイラつく。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

70年代を舞台にした80年代の映画を観るような、二重に懐かしい感じ。

ラッセル・クロウって嫌いな役者だったけど、太ってる方がええやん。
ライアン・ゴズリングも単なる切なげな兄ちゃんじゃなかったんだな
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ライフ(2017年製作の映画)

3.5

やりつくした系の映画なので一定の質は保たれているが、モンスター自体に魅力が無いと段々ツラくなってくる。

本作のカルビン君は単なる宇宙人ヒトデの域を出ないので、『エイリアン』というよりは『ガンマー第3
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暴(や)る!(1978年製作の映画)

3.5

八城夏子がただただ犯されていく。それ以外の内容は無い。
登場する男達がほぼ全員レイプ魔という狂った映画だ。

決定的に展開が狂っていくのは中盤から。
またもや八城夏子が通りすがりのレイプ魔に襲われる場
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江戸へ百七十里(1962年製作の映画)

4.0

殿様の影武者として生きる双子の弟剣士…
『桃太郎侍』じゃねーか、と思ったら原作者が同じなのか。

ただ、雷蔵版『桃太郎侍』のような硬さは無い。
コメディあり、チャンバラあり、さらにロードムービー要素も
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仇討(1964年製作の映画)

4.0

この映画は明確な悪人がいないから怖ろしい。
錦之介としては正々堂々と追手を返り討ちにしているだけだが、武家社会からは狂った異端児として排斥され、一般社会からは連続殺人鬼として石を投げられる。
心身とも
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

子役が一番マセているが、それ以上に登場人物達の精神年齢が高めなのが観ていて安心できるところ。
クリス・エヴァンスの演技は無味無臭な感じだけど、映画のトーンに合ってる。

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.0

ワンダーウーマンは単独作よりコッチのが好きかも。
相変わらずバトルの迫力はMARVEL以上だけど、一般市民の存在を一切感じない無機質な世界が気になる。

マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

アガるシーンは多いけど、アガりきる前に場面転換やスカシギャグが入って煩わしい。
ヘラのパートとソーのパートが同時進行している割に、ヘラパートが致命的に面白くない。

ただ、計2回の「移民の歌」にのせた
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女教師(1977年製作の映画)

3.5

ちょい社会派的な醸し出しつつも、最後は単なる青春劇画に落ち着いてしまい永島暎子はどこへやら。
何か昔の日本映画って、「社会や体制の悪>(越えられない壁)>原始的な性犯罪」っていう視点が露骨だよな。
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新宿マッド(1970年製作の映画)

3.0

怠惰なエロと閉鎖的暴力に明け暮れる左翼的な若者。
彼らのリンチの的になった異分子が覚醒し、若者達に逆襲するという流れ。
「またこの流れか」とも思ったが、『処女ゲバゲバ』ほど観念的でも無く、ぶっ飛んだ展
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喜劇 一発大必勝(1969年製作の映画)

3.5

本作のハナ肇は頭がおかしい。
渥美清や森繁が演じるような、山田洋次や森崎東の映画によくいるデリカシーの無い昭和オヤジの究極系のような男だ。
“痛快な無頼漢”な空気で行われるギャグシーンがことごとく悪趣
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処女ゲバゲバ(1969年製作の映画)

2.5

広い荒野を暗い地下室に見立てた一種の密室劇で、若者達はゲームのように性と暴力をもてあそぶ。
そうしてる内に、後半から急に暴力描写が増えて来る。
袋詰めの男をバットでタコ殴りにして血が滲んでくる描写は、
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残酷異常虐待物語 元禄女系図(1969年製作の映画)

3.5

1話目が糞つまらなくてどうしようと思ったが、2話目から面白くなってくる。
「醜い火傷の男に犯された女が、醜い男でないと興奮しない躰になってしまう」という設定なのだが、その手段として、黒人を呼び寄せてセ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

面白い。
雪崩の様なゾンビが狭い通路から押し出てくる描写は怖気持ち良い。
年代も地位もバラバラな「男」がちゃんと女子供を守る展開は好感。
でも、1回新幹線降りたのにまた乗った辺りで、シチュエーション優
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馬喰一代(1963年製作の映画)

4.1

北の大地に根をはる三国連太郎の肉体的説得力!
幸せなようでも常に薄幸の色気を帯びる新珠三千代。

アクの強い2人が敢えて演じる、どストレートな親子人情劇。
全ての感情を揺さぶられる。

真剣勝負(1971年製作の映画)

3.5

相変わらずほんのり卑怯な錦之助武蔵vs獣のごたる三國梅軒。
タイトルに反し、クライマックスでは2人は碌に斬り合わない。
あまつさえ錦之助は赤ん坊を人質に取って逃げ回り、三國連太郎は絶対当たらない距離で
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.0

どんどんつまらなくなる。
旧シリーズへのオマージュアイテムも名前だけで、前日譚としてのキーにも単作としてのギミックにも効果せず邪魔なだけ。
意味深に登場した少女がここまで何の意味もないキャラだとは予想
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

2.5

あんなに好きだったシリーズで眠気を覚えるとは‥
ソナチネ時代の焼き直しするなら、せめてもっとちゃんと焼き直してくれ。

暴力描写も全く印象に残らず。
一番のバイオレンス的見せ場さえ、北陸代理戦争を1
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.0

イーサンとの最初の別れで泣きのピークを迎えたため、黒人女性のエピソードが序盤の焼き直しでダレる。
もっと違うタイプの飼い主のが良かったんでは。

映画自体に罪は無いが、犬の吹き替えがおっさんのぶりっ子
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

全体の完成度は高いけど、あまりにもケレンが無さすぎて食い足りない感じ

愛の化石(1970年製作の映画)

2.5

ほぼ浅丘ルリ子のプロモーションビデオ。

相手役の高橋悦史はミスマッチだし、田宮二郎も無駄遣い。
色々と上手く噛み合ってないが、浅丘ルリ子は綺麗なのでBGVには最適。

祇園の暗殺者(1962年製作の映画)

3.5

隠れたカルト時代劇。
凡庸な東映時代劇だが、ときたまサイコスリラー。
というか子供の顔が怖すぎてそこばかり印象に残る。

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.0

この方式、最初は目を引くけど、逆に想像力を舐められてる気がしてすぐ飽きる。

渡世人列伝(1969年製作の映画)

3.5

妖怪メイクの天津敏。
無意味にカタコトの汐路章。
あくどい名和宏と遠藤太津朗。
2枚目の池部良にヒロイン藤純子。
高倉健と鶴田浩二の決死の殴り込み。

意外なことは何一つ起きない、東映任侠映画に期待す
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零戦燃ゆ(1984年製作の映画)

3.0

加山雄三、丹波哲郎。
かつての東宝戦記モノなら活躍しそうな重鎮立ちが速攻で死んでいき、あくまで若者中心の作劇が強調される。
哀れな一兵卒に過ぎないはずの堤大二郎の不死身戦士ぶりにビビったが、実在のモデ
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天使の欲望(1979年製作の映画)

3.5

この有明祥子という女優は初めて知ったが、野性児ゴリラに見える時もあれば、結城しのぶ以上の美人に見える時もあり不思議な存在感がある。
姉の見合いの場についてきた挙句、「姉ちゃんは強姦されそうになって~」
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めくら狼(1963年製作の映画)

3.0

いくら東映とはいえ、さすがに少し変えて来るに違いない…
という予想は外れ、思った以上に遠慮なくパクっている。
ぼさぼさ坊主、汚い着流し、三味線、“めくら”と言われ激昂する居合の達人、しかも仕込み刀…か
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嵐の勇者たち(1969年製作の映画)

3.5

アキラもルリ子も出ていない、全体的に少し若目のオールスターという感じ。
時代は日活末期だが、日活ニューアクションという訳でもない。
むしろ、60年代前半以前の日活ギャング映画に戻った様なテイストの作品
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スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

3.0

冒頭の、猫を手招きする浅野温子を捉えた主観ショット。
結局、ここ以上に良いシーンは無かった。
それほど若き浅野温子のインパクトは凄い。

可愛いくて凄い女(1966年製作の映画)

2.5

クソ陳腐。
でも緑魔子の愛嬌と、ギャグすれすれのキザを貫く天知茂に感服。

好色 元禄(秘)物語(1975年製作の映画)

3.5

ひし美ゆり子の起用は想定外だったらしいが、返って好対照のドラマが生まれた。
ガールズムービーを得意とする関本監督ならではの、いつもの東映らしからぬ、女優を活かした逸品。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

主役が芋臭すぎ。
それに音楽と動作をあそこまでシンクロさせるのはダサい。
全てが音楽の付属品の様で、どうでもよくなる。

アンチニューシネマ的結末は現代的だけど、返ってこの作品を消耗品にさせてる感じ。

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