スギノイチさんの映画レビュー・感想・評価

スギノイチ

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新ハレンチ学園(1971年製作の映画)

2.4

シリーズ最終作。
漫画史に残る大事件「ハレンチ大戦争」は、OPにて原作画を使ったダイジェストで処理される。
よって原作でいう第二部「聖ハレンチ学園編」からスタートするが、例によって全く別の話に。
その
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ハレンチ学園 タックル・キッスの巻(1970年製作の映画)

2.5

シリーズ第3作。
もはや原作エピソードから離れ、おふざけバラエティと化す。

途中、十兵衛の婿探しと称して、なぜかネタ見せ大会が始まる
ダイニチだからか?由利徹の座頭市パロディが見られる。
思ったより
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ハレンチ学園 身体検査の巻(1970年製作の映画)

2.4

シリーズ2作目。キャストはかなり取っ替えられているが、児島美ゆきは続投しているし山岸役はそこそこ男前に変更。

原作からは身体検査回・荒木籠城事件等が抜粋されているが、話の繋ぎがメチャクチャ。
荒木籠
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ハレンチ学園(1970年製作の映画)

2.5

永井豪自身は不満だったらしいが、それでも2作目以降に比べるとそれなりに原作に忠実。
原作からは十兵衛一家登場回・十兵衛ノーパン事件・新任女教師回・合宿芸者回などが抜粋されている。

原作の山岸はスケベ
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.9

登場人物が無条件に幸せそうな映画が嫌いなので、ロマコメ主人公はこれぐらい性格が悪い方が良い。
シンママとゲイ青年が同乗する車中での「世間の大半がいい思い出を持っている。むしろ、私たちのようなのが例外だ
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アレックス(2002年製作の映画)

2.5

エロ目的でも露悪目的でもおもんない虚仮威し映画。
時系列弄りが涙ぐましいな。

カノン(1998年製作の映画)

3.5

大学時代に観た時は「なんて嫌な親父なんだ」と思ったもんだが、いまやこの親父に大分近づいてしまった。
心の声など殆ど同じ。

カルネ(1994年製作の映画)

3.0

『カノン』よりは見易い。
虚仮威しでも短いので良い。

闇を横切れ(1959年製作の映画)

3.5

山村聡ってジーン・ハックマンと同じで、自身はリベラルなのにガハハ系保守オヤジの役が似合ってしまう。
対する川口浩の困り眉がまたいかにも青臭くて良い。

カビの生えそうな湿ったカラーが魅力の、この時代に
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敗れざるもの(1964年製作の映画)

2.8

裕次郎良識シリーズとでもいうのか…少年の難病モノ。
飯食ってたのでリアルな手術シーンに驚き。
十朱幸代はこういうの似合うな。

女を忘れろ(1959年製作の映画)

3.4

南田洋子の若いツバメ・小林旭が浅丘ルリ子と出会う、青春ノワール。
こういう話だと、南田洋子とか渡辺美佐子みたいな影の女の方が魅力が深く見えるのは仕方ないか。

どんどん暗黒街に巻き込まれていく小林旭に
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夜霧の慕情(1966年製作の映画)

3.0

基本的には桑野みゆきを巡るいつものムードアクションだが、なぜか全編広島ロケであり、スタジアム・原爆ドーム・宮島まで、裕次郎があちこちを渡り歩く。
サブヒロイン・梶芽衣子はかつての中原早苗枠を受け継いで
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明日は明日の風が吹く(1958年製作の映画)

2.8

任侠映画ブーム以前のやくざ映画。
ヤクザ家庭に生まれた兄弟のうち、長男を差し置いてカタギの弟にこそヤクザの才能があり、やがて暗黒街で名を馳せていく…
設定だけなら『ゴッドファーザー』だが、裕次郎映画な
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復讐鬼(1950年製作の映画)

3.3

シドニー・ポワチエがあまりにもシドニー・ポワチエとして完成してたから、これがデビュー作だと知って驚いた。
でもシドニー・ポワチエじゃないと成立しない話だなこれ。

対決(1990年製作の映画)

2.9

ふたりぼっちの戦争。
あらすじだけ聞くと面白そうなのに、いざ観ると古臭く、製作年を加味しても年寄りが撮った映画という感じ。

漂う”ゴッコ遊び”感が結構苦痛だった。
ジョン・フランケンハイマー自身がも
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煙突の見える場所(1953年製作の映画)

3.5

”長屋モノ”ではあるが、笑って泣ける喜劇ということでもない。
辛気臭いムードが漂うが、出来事自体はいくらでも笑い話にできる。
見る場所によって変わる煙突。

各男女のこもごもは現代と通ずるところが多く
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

3.0

ドラマ版とは結構違うんだな。

ペロニカパパ、なかなか粋な仲人なのでは。

マカロニ(1985年製作の映画)

3.6

重たいトラウマ映画の印象が強いエットレ・スコーラが、こんな温かい友情コメディを撮っていたとは。
女房役をウォルター・マッソーからマルチェロ・マストロヤンニに変えてはいるが、ジャック・レモンの調子は『お
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酒とバラの日々(1962年製作の映画)

3.7

アル中映画の名作『失われた週末』はフィルムノワール的側面もあったので、ある種主人公の自己憐憫だけで済んでいたところもあったが、これは妻子まで危害が及んでいるのがより傷が深い。
ジャック・レモンとリー・
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傷害恐喝 前科十三犯(1969年製作の映画)

3.5

東映のような義理人情の縦社会ではなく、横で繋がったチーム戦というのが日活らしい。
5人の寄せ集めどもによるヤクザの金強奪作戦というのは、石井隆の『GONIN』の原型か?

侠客(長門勇)、賭博師(南利
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怪談残酷物語(1968年製作の映画)

3.5

どっかで見た話だと思ったら「累ヶ淵」か。
お馴染みの怪談映画をエログロで汚飾した珍品だが、確かに「観客を不快な気持ちにさせる」という意味では成功作といえるかも。
直接的なショック描写の他、『ジョンとメ
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昆虫大戦争(1968年製作の映画)

2.6

特撮映画とは思えぬほど下半身が緩い人物が続出する。
特に、ブロンド娘に救出されてからシームレスに浮気した主人公・川津祐介には度肝抜かれる。
その後も姦しく見苦しい小競り合いが続くが、話の規模は終盤にか
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危険な女(1959年製作の映画)

3.4

太陽の下で輝く日活女優たち。
それに背を向け、暗部を一身に背負ったような女・渡辺美佐子。
いつもモノクロのノワールが映える。
その体を貪る若い頃の大滝秀治(見た目は爺だが)も、この頃はこういう爬虫類的
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静かについて来い(1949年製作の映画)

3.4

雨の殺人鬼。
映像の雰囲気は良かったが、ちょっとシンプルすぎた。
深読みのあまり「ヒロインが真犯人に違いない」と決めつけながら観てしまったが、単なるめっちゃ良い娘だった。
「中盤のアレ」は反則球気味。

女吸血鬼(1959年製作の映画)

2.6

天知茂は仮装といい台詞回しといい、特撮番組の悪役みたい。
白髪婆・ハゲマッチョ・一寸法師らを従える姿はサーカス団の趣、いや鬼太郎一家のが近いか。

人気どころのカルト映画だが、少しチープすぎる。
主人
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ディレンジド(1974年製作の映画)

3.2

エド・ゲインネタなので当然なんだが、見事なまでに『サイコ』や『悪魔のいけにえ』と被る場面が多い。
死んだ母親の脳みそかき回したり、死体の皮を被って女装したり、全裸の女を逆さ吊りにして解体するなど、直接
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危険を買う男(1976年製作の映画)

2.9

”タカ”とかいう殺し屋の佇まいはそれなりに良かったが…
話は雑だしアクションもしょぼい。
雰囲気映画かな。

あのサイドキック失格な若造は何なんだよ。

三つの顔(1955年製作の映画)

3.6

三國連太郎パートは『白熱』だし、水島道太郎パートは『罠』。
日活らしく節操のない外国映画の翻案だし、井上梅次にしてはテンポも悪いのだが、後半の伊藤雄之助の言動がことごとく泣かせにくる。
「俺もう会えな
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リベンジ・マッチ(2013年製作の映画)

3.4

『クリード』が出てきたせいで”その後のロッキー”映画としては影が薄くなってしまったが、笑えるし人情味もある良作。
ロバート・ワイズの『罠』から始まる映画史的因縁を、ニューシネマの介錯人となった2大スタ
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野獣処刑人ザ・ブロンソン(2018年製作の映画)

2.9

モノマネ番組見てるみたいで笑ってしまった。
敵も80年代からタイムリープしてきたかのようなルックス。
血糊はそれなりに派手だが、映像は甚だ安っぽい。

しょうもない映画ではあるが、『狼よさらば』のシリ
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いちどは行きたい女風呂(1970年製作の映画)

2.5

やたら低得点なので、日活映画に清廉さを求めるファンが拒否反応しているのかなと思って観たが、なるほど単純におもんないな。

キワモノ揃いのダイニチ映配の中でもひときわチープなエロコメだが、浜田光夫や沖雅
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喜劇 逆転旅行(1969年製作の映画)

3.0

相変わらず倍賞千恵子に熱烈求婚されるフランキー堺。
今度は料理の先生・佐藤友美にお熱。
倍賞千恵子は床屋兼芸者というすごい設定。
しかも名前は”さくら”。
「テキヤじゃあるまいし」みたいな台詞もあった
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喜劇 婚前旅行(1969年製作の映画)

3.0

フランキー堺のくせに、なぜか倍賞千恵子から熱烈に求婚されている。
しかし、フランキー堺は野添ひとみに惚れていて…

このシリーズは後半の作品しか観ていないので知らなかったが、初期はどれもこういう話のよ
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出所祝い(1971年製作の映画)

3.7

青森らしく味付けの濃すぎる珍味。
普通の任侠映画の文法とは違う、足し算方式による灰汁だけで構成されたような異形の映画。
画面の情報量がやたら多い割に意味は良く分からない。
女二人の殺し屋などリンチ映画
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雨のなかの女(1969年製作の映画)

3.5

シャーリー・ナイトとジェームズ・カーンによる『二十日鼠と人間』か。
一般的な「ロードムービー」というのは、主人公たちの精神的回復を伴う作劇が殆どだが、この映画はそうではなく、むしろ心の傷を深めるような
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ポケットの愛(1977年製作の映画)

3.6

「出演作に恵まれなかった」とミムジー・ファーマーは自虐しているし、この映画についても快く思ってないようだが、中々どうして良作だった。
当時流行の”筆下ろし映画”よろしく、眼鏡のモヤシ少年が性欲優先で高
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