しう

イギリスから来た男のしうのレビュー・感想・評価

イギリスから来た男(1999年製作の映画)
3.4
渋い出演者達、シンプルなストーリーとは対照的に攻めた編集。
画面はさまざまな記憶や思いが頭の中で流れていくようにカットアップされ、しかし会話は時間軸どおりに続いたりと面白い。
フォローしている方の感想から知ったのだけど主人公を演じたテレンススタンプの昔の出演作品から合ったシーンを過去シーンとして使っていたり。
ヒップホップみたいです。

よりによって「渇き。」の後に観たのでそれ程ハードには感じなかったけれどこの父ちゃんもやりたい放題。男親の娘を思う気持ちはヤバいなとつくづく。




気になって調べてみるとソダーバーグのこの作品の1年後にクリストファーノーランの「メメント」。2000年を境にした時間軸の見せ方と観客の許容範囲とかちょっと考えされられました。
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