イギリスから来た男の作品情報・感想・評価

「イギリスから来た男」に投稿された感想・評価

Chisa

Chisaの感想・評価

3.0
なぜこれを観たかの記憶はないが、テレンス・スタンプのカッコよさだけは記憶にあります。
R

Rの感想・評価

4.4
イギリスから来た男の話です。アメリカにやって来ました。何のために来たのか。とりあえず見る前から眠すぎて、見始めて数分経ったとき、あ! ソダーバーグ眠いとき見たらあかんやん! と思ったのだが、まぁ朦朧状態のまま一旦見通すかーと。案の定ざっくりとしか内容が頭に入って来なくて、よーわからんかったけど、翌日2回目見ると、ものすごシンプルな話! なぜアメリカに来たかというと、男がイギリスで8年間服役してる間に、アメリカで娘が自動車事故で死んでしまい、それが娘らしからぬ事故なので、話を聞くと、どうやら元彼のドラッグ取引に関係があるらしいということで、そいつに復讐を果たそうとする、という流れ。ソダーバーグ作品の例に漏れず、最初から最後までクールな美意識で貫かれた映像がめちゃくちゃカッコいい。本作では特に、自然な流れや時制を完全に無視したフラッシュバックが、メインのストーリーの軸を中心に、自由自在にクロスカッティングされ、そのメインの軸すら何らかの時制フィルターを通してる感じがして、何でそんなややこしい表現を採用してるのか、不思議でしょうがない。見る側にとっては不親切としか言えないような演出を、ワザワザ意図的に作り込んでいってるんやから、そりゃあ芸術的な雰囲気づくり以上の、何らかの劇的な目的があるに違いない、と思ってたら、案の定、まさにこの作風だからこそなし得る、ある大変にショッキングな人間の宿命のダブりが出てきたところで、うわっ!となります。その演出効果が最高に鮮やかでひっくり返りました! さすがソダーバーグ!としか言いようがない。ブラヴォー!!! それが本作を観てて一番気になるポイントなのだが、それ以外に面白い点は、主人公がイギリスのコックニー訛りで喋るので、アメリカ人が何言ってるんだかよく分からない、っていう可笑しなシーンが何回か出てくるんやけど、字幕にはその面白さがまったく反映されてないので、勿体ない。けど限られた文字数でそれを盛り込むの難しいから触れるのやめといたんやろなー、と思った。とはいえ、娘の彼氏とか、彼の雇ってるボディーガードとか、興味深い敵キャラたちが見応えあるのと、最後の死闘シーンの、特に殺られる側の死に様描写がとても印象的で、一体人間て、突然やって来る死の直前に何を思うのだろう、と気になったりした。あと、音楽がもんのすごクールでカッコよくて、特にカーチェイスシーンのピアノはずっと聴きながら酒が飲めるレベルで気持ちよかった。ソダーバーグ映画のスタイルがある意味非常に極端な形で凝縮したのがこの一作と言えるかもしれない。ってそれっぽいこと毎回言ってる気がする笑 けど、そんくらい癖が強いため、苦手な人も多いと思わます。本作に関しては、とりあえず一回見ておもんねーなって思った人も、最低2回は見たほうがよいのではないかな、と。それでも嫌いやったらソダーバーグの資質がそもそも無理なんじゃないかな、と思う。そういう方は、エリンブロコビッチ以外は見ない方がよろしいのではないでしょうか。
うどん

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3.6
渋い演技と人生の悲哀を噛みしめるスルメ映画。
キャスティングみりゃ、アクション映画でないのは一目瞭然。
芝居掛かっておらず淡々とした雰囲気は、この頃からだったんですね。
派手な映画好きには、この映画の在る意味すら分からないかも。
英国紳士がスタイリッシュに復讐を実行する映画を期待していたのですが
盗みが生業で出所したばかりのゴロツキおじいちゃんが行き当たりばったりでgdgdする映画でした。
同じシーンやただ歩いたり座ってるシーンを何回も何回も流したりする謎演出でイライラもMAX。
久しぶりにハズしたと断言できる映画でした!
猫

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2.0
テレンススタンプの若い頃のシーンに、自分が出演した過去作を引っ張ってくるのはアリなのか!?すごい力技だ。そういう意味でも「断片的記憶」を重視するのはわかるが、それにしても編集はしんどいよこれ。。
mtmt

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3.5
娘の死の真相を確かめるためにイギリスからアメリカへやって来る男の話。スティーヴン・ソダーバーグ監督は特徴的なプロットと、抑制の効いた映像で暴力的なストーリーを芸術的に撮りあげている。また娘の死の真相を追い、それ故に打ちのめされる主演テレンス・スタンプが渋くてカッコいい。独特な余韻の作品だった。
友

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3.5
テレンスさんの格好良さを勧められて見た。

格好いいけど無表情で寡黙な渋い感じなのにちょっとお茶目さが滲む所がイイ。
そーゆー役なのかテレンスさんから滲み出てるものなのか謎だけど
それが結構な悪人であるはずの主人公を少しいい人に見せてる。

何の説明も無しに話が始まって
心情なのか現実なのか妄想なのか思い出なのか分からないまま展開するのに
訳分からなくならない不思議。
話的には結構普通なのに見せ方1つで深みが増してる映画。
ビートたけしさんの映画っぽいってちょっと思う。
しっかり見入らせといて終わって特に何も残らないサッパリさとか。

七夕の日に殺伐とした映画見ちった。
nagarebosi

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4.0
すっごい監督の色が強く出てる作品。
殺された娘の父親の復讐譚を描いたこの作品は、ストーリー的にはド定番の海外ミステリ小説にもあるような内容。
ただ、レムドブスのシナリオは、キャラクターが一筋縄ではいかない複雑な内面を持たせたことで独特の味わい。
それを具現化する役者も曲者テレンススタンプのイギリス訛りで、なにか強烈なオーラを発しているし、それ以外の人達も皆、押しが強い役者さんばかり。ルイスガスマンも出てるし。
それを写し取る監督もソダーバーグだけあって、リアルだしエンタメを度外視したつくりに徹している。撮影はもちろん、編集も特徴的で前後のカットを入れ変えたり、とにかく監督が納得いくまで編集した感じがする。
音響も同時録音したショットを多く使ったのか(音響編集時にこだわったのか)、実に生々しい。
全体的に、派手な作りを避けまくり、ハードボイルドチックなフィルムノワールに徹したおかげでニューシネマっぽい感じが私のツボにハマった。
レスリーアンウオーレンを「ザ・コップ」以来見たけど、やはりキレイでした。
イギリス風の話し方なのか、そこに矍鑠とした良さがある。ウィルソンの話す内容もどこか風変り。
静かな作品で、先走ったような目眩く映像編集のセンスもまあ良い。
ステイシーも嫌いじゃない入りかた。
期待してたのはもう少しバイオレンス強めだったが、抑えめで苦味のあるこちらも堪らない!
ソダーバーグ作品ということで何の気なしに鑑賞。


うむ。

実にスタイリッシュでソリッド。

かっこいいけどおもしろくはなかったかな。
でも90分ぐらいで気軽に見るにはちょうどいい作品かも。
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