くりこ

インスペクション ここで生きるのくりこのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゲイが原因で母親から16歳で家を追い出されたフレンチが、生きるために海兵隊に志願しさまざまに困難に打ち当たり乗り越えてく話。チリのような生活をしていたフレンチが立ち上がる。


「軍ではノーマル、ゲイ、白、黒、一切関係ない」ってセリフが印象的だった。皮肉にも、戦争はどんな人にも平等な場所なんだと。ただの一つの命でしかない、そんな職場。最後シャワー場に来たフレンチを、拒否し叱責した教官、素晴らしかった。



訓練はどこまで本当なのかわからないけど、過酷。今の時代はまた違うのかもしれないけど、教官が耳元で煽り続け叫び続けるとか常軌を逸していた。なによりも生きるか死ぬかの戦場で折れない心を育ててるのだと思った。世界最強の兵士基、怪物をつくりだす、アメリカ軍




卒業したフレンチが少し自信がついて堂々した様子がよかった。自分のことを「宿無しのカマ」と蔑んでいたフレンチはもういない。


母との関係も諦めないと言っていて素晴らしかった。なかなかできないよ。お母さんが大好きなんだね。
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