思い切り泣かせてくる時代劇ではなく、時代劇コメディです。
タイトルがこんだだから、そりゃそうなんだけどね。
真面目で純粋な若き殿様、そして悪者・・・
正義と悪がとても分かりやすい。
前半はその正義の積み上げだ。
血筋はサラブレッドかもしれないが、平民育ちゆえの侍の常識にとらわれない改革がビシビシと響き渡る。
反感もないのは、小四郎の気質ゆえだろう。
参謀とばかりにかつての幼馴染も加わる。
そりゃ、どういう立場で居座ってんの!?と思わないでもないが、コメディなので。
義理の兄たちとももう少しやりあうと思いきや、あらら、そういう方向ね。
悪を足蹴にして、一致団結する姿は王道すぎて泣ける。
序盤から最後まで展開が読めるのもまた王道だろう。最後のあの人もね。
神木隆之介の初主演作というからちょっと驚いた。
2番手が多かったのかなぁ?
松山ケンイチとの共演も楽しみにしていたが、今回は松ケンが2番手どころか、なんだよ…
ちょっとここはズルいぞ。
まぁ、結果的に重要キャラだったわけだけどね。
時代劇と構えることなく、とにかく楽しい作品だった。
エンドロールまでノリノリでw