アーモンドフィッシュ

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスターのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

5.0
13年ぶりに鑑賞。初めて観た時は3D映像に度肝を抜かれ、ことあるごとに3Dメガネを着けたり外したりしてたらレンズ部分が指紋でベタベタになってしまい、後半がよく見えなかった…という嫌な思い出があるので、今回はフルタイム装着して鑑賞・・・やはりこれは映画館で観ないといけない映画です。特に夜のパンドラの幻想的な映像はあまりにも美しく言葉を失いました。崖から飛び降りるシーンではジェットコースターで体感するようなフワッとする感覚(語彙力が😂分かりますよね?)も味わえて、映画は「観る時代」から「体感する時代」へと変わったんだなと思い知りました。これで監督のジェームズ・キャメロンは自身が持ってる世界興行収入1位の「タイタニック」を破り1,2位を独占するという大偉業を達成、のちに「アベンジャーズ/エンドゲーム」に記録を破られましたが、去年再び1位に返り咲きました。いやはや・・・本当にすごい映画です。

私がジェームズ・キャメロンが好きな理由はストーリーや演出方法が素晴らしいというのもありますが一番は女性の描き方です。彼の映画に出てくる女性は「自分の運命は自分で決める」人間なのです。ターミネーターのサラ・コナー、エイリアン2のリプリー、タイタニックのローズ…彼女らは全員自分自身で生きる道を決めた人たちです。今作ではミシェル・ロドリゲスがそうですね。私自身がこういう風に生きたいという憧れをそのまま映像化してくれるため、どうしても彼の映画は贔屓目に観てしまうところがあります。だから今回も満点です。それは障がい者に対しても同じように描いていて、今作のジェイクは車椅子ですが彼に手を貸そうとする人を「自分で出来るから」と断っています。そして最終的にはパンドラに残る道を自分で決めているのです。私は個人的にこういうストーリーが大好物なので満点です(2回目)

映像が売りなので内容は大したことないと13年前は思ってましたが、今見ると全然そんなことはなく実に哲学的な内容でした。人間たちはナヴィを野蛮人と蔑んでいるけど、資源を奪うために暴虐の限りを尽くす人間の方こそ野蛮人ではないか?そう考えずにはいられません。これってかつて欧米諸国がアフリカで行ってたことと全く同じなんですよね。人間は地球外でも同じ愚行を繰り返すのかもしれません。

まぁべた褒めばかりでは気味が悪いでしょうから、一応ツッコミどころも書きます。ナヴィの人たちから裏切り者扱いされたジェイクがトルークに乗っただけで手のひらを返して無条件に屈服するというのは少しバカにし過ぎでは無いかな?と思いました。

2の特別映像が公開されましたが格段と映像がリアルになって、逆に気持ち悪さを感じました。少し不安です💦でも1の予告を観た時も同じことを思ったので大丈夫とは思っていますが…果たしてどうでしょうか?

とにかく映画館で観て下さい。観るのでは無くて感じるのです!!配信やDVDで観たら絶対損しますよ!後でBlu-ray買いましたが「こんなにしょぼい映画だっけ!?」と落胆しましたから。


ネイティリはゾーイ・サルダナなんですね…MCUのガモーラじゃん!全く気が付かなかった!全身青に塗られたり、緑に塗られたり大変だ💦