青眼の白龍

エコーズの青眼の白龍のレビュー・感想・評価

エコーズ(1999年製作の映画)
2.3
原作はリチャード・マシスンの『渦まく谺』。催眠術によって幻視能力を得た男が、取り憑かれたように少女の死の真相を究明する話。特殊能力を持つ幼い息子、同じ能力を持っているが大して活躍しない黒人、霊が現れる建物、狂気に侵されていく旦那、夫を理解できず怯える妻……箇条書きにすると『シャイニング』に似ているが、映画としての完成度は比べ物にならない。予知夢が次々と現実になる展開は王道ながらも面白いが、内容はありがちでオチも予測できる。精神に異常を来すケビン・ベーコンは良かったし、劇場で宙に浮かぶ場面は個人的に好み。

(鑑賞メーターより転載)