おざわさん

ジャズマンズ・ブルースのおざわさんのレビュー・感想・評価

ジャズマンズ・ブルース(2022年製作の映画)
3.9
「グリーンブック」「マッドバウンド」など、有色人種に対する差別が厳しかった頃のアメリカ南部が描かれる作品は多々あります

そういう意味では「エルヴィス」もそうですが、その立場を受け止めざるを得なかった黒人青年バユと、白人のフリをして母と暮らしていたリアンの人生が辛すぎる

バユは母親ゆずりな歌声で人気のジャズシンガーになるものの、そんな人気と差別は別問題

誰もが自分の人生を生きているだけで、目の前の誰かの人生には踏み込めないし、踏み込むべきではないのに、このラストは辛過ぎる現実じゃないでしょうか?