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メトロポリスのponyoのレビュー・感想・評価

メトロポリス(2001年製作の映画)
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原作を見ていない。努力、工夫ともにすごかった。けれど、面白いとは思わなかった。例えば諜報省長官ランプが反乱軍リーダーアトラスに密約を持ちかける際、マッチの火に照らされるランプの顔はおもちゃの人形の様で怖かった。ストーリーは不可逆的、なんというか、このお話は100回繰り返しても全く同じ話になるような気がした。この映画に出てくる人物こそロボットのような、話す言葉が最初から全部決まってしまっているような気がした。国務長官スカンクの「私は歴史の味方です」という台詞は少し面白かった。誰も生きているという感じがしなかった。あのメトロポリスという場所は存在しえないと感じた。
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