2023-126〈75〉
さすが公開初日、満席だったし、内容柄年齢層高めの客入りな印象。
いや〜〜〜〜〜〜しんどいわ。しんどいという言葉で済ませられないけど、ただただ最前列で拳をこれでもかというほど握りしめて、顔を歪ませながら泣いた。行き場のない感情に胸がほんとに張り裂けそうだった。家で見ていたら、枕に顔を押し付けて叫んでいたな。
帰宅後パートナーに映画の話をしたら、『なんでわざわざそんな映画みんの？』って純粋にきかれたけど、事件から100年。こういう機会だからこそ、同じようなことを2度と起こさないためにも絶対に知っておかなきゃいけない事実なんだと思った。
瑛太扮する新助が言った『朝鮮人なら殺されていいのか？』がそれでしかなくて。
お国に命捧げる、的なものが全く理解できないから、この時代の映画をみるとただただつらいし、この時代だったらわたし速攻裏切り者とかいって殺されてそうだな。
もう水道橋博士がちゃーんと嫌なやつでさ。あんだけ人の言葉に耳を傾けなかったくせに、途端に人のせいにするのなんなの。
新聞記者役だった木竜麻生さん、初めて演技をみたけどめちゃくちゃ惹きつけられた。
そして瑛太、東出は安定の最高。めちゃくちゃによかったな〜〜〜
自分が直接見たこと以外なんでも信じちゃダメだと改めて。ネットやSNSがここまで普及している今、流れている情報の半分以上はきっとデマだろうし、そういうことに振り回されないように生きたいな。知らず知らずのうちに人を傷つけたりしないように。
