サスケ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのサスケのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
1.8
え、嘘でしょ?これヤバくない?
私の感想は世間様の評価と随分乖離があるようですがここに記すことをお許しいただきたい


良い点も勿論多くあります
TVアニメ版で活躍したMSを切り札のような立ち位置にし乗り換える演出は本当に熱かったです
特にアニメ本編ではあまり前向きに活躍できなかったデスティニーガンダムの活躍は個人的にとても嬉しくこみあげるものがありました
その他のMSの戦闘シーンも力が入っており見応えは十分ありました

問題はそれ以外です
アクションシーンが終わった後の人間ドラマのパートがまあつまらないことつまらないこと
ザックリいうと多数の国を巻き込んだ痴情のもつれですかね
その敵役との痴情もとても納得がいく展開ではなく疑問だらけのストーリーでした
TVアニメ版であんなに成長して最強メンタルだった主人公キラはどこに行ってしまったの?
あとこのぽっと出の敵役のキャラクターとしての魅力がまるでないです
これは失礼とはわかって言わせてもらいますがハッキリ言ってこの敵の声がキャラクターにあってないです
演じられている下野紘さんは実力確かな名優で演技自体は素晴らしいのですが、そもそもの声質がヒロインのラクスを誘惑し籠絡しようとする説得力が足りていないです
このせいでますます痴情のもつれがショボいものになってしまってます

んで、逆らう奴らは大量破壊兵器で滅ぼすって…なにそれ?
つまらない痴情がほぼ無意味なものにもなっている…なんじゃそりゃ
その兵器も特に制限があるわけでもなく使いたい放題…もう勝ちだよ…あんた達の…

しかしその兵器を超える最強のMS(ジェットスクランダー?)がキラの下に届けられます
破廉恥な格好をしたヒロイン、ラクスクラインによって
そのMSは人造人間セルが使ったようなバリアを展開し全ての攻撃を無力化し敵MSを蹂躙します
なんじゃそりゃ…もう勝ちだよ…あんた達の…


他にも不満点やツッコミどころ満載で言い出したらキリがないのでやめますがこの映画は悪い意味でヤバいです
見所が無いわけではないですが…ハッキリ言って気持ちの悪いストーリーについていけませんでした

愛だ!愛だ!
と、やたら劇中で騒いでましたが結局は武力で全て解決しました

めでたしめでたし
サスケ

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