あまりの純粋さ、無邪気さに面食らう。
決して上手い映画とは言い難いが、これこそが自主映画だという魅力がある。
自分も子供の頃はよく人形遊びをしていたし、彼らにかなり残酷なアクションもさせていた。それが映画作りの原初的な形だったと確かに言えるが、その延長線上というよりもはやそれそのままを映画化したような本作には驚かされる。『トイ・ストーリー』のシドがウッディに脅されず大人になってたらこんな映画作ったかもしれない。
さすがに画は見づらいし音は聞きづらいしセリフは説明的でつまらないし終盤は冗長で退屈だが、そこも含めイノセントさを醸し出しむしろ魅力に貢献しているという風にも見られる。