ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

4.4

変な映画w

ちょっと、終わらせ方が力技すぎる気もしたけど……いいインディーズアメリカ映画。少し『ディナー・イン・アメリカ』を思い出した。

【一番好きなシーン】
・トイレ真っ暗になって宇宙になって生
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

ローラースケート履いてるやつ、たぶん黒沢清『蜘蛛の瞳』で阿部サダヲがローラースケート履いてたやつの元ネタだ。

エドワード・ヤンは、群像劇がシンプルに上手い。

【一番好きなシーン】
・人がタクシーに
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

なるほどうまい。
ロメール的な気もする。

【一番好きなシーン】
つった足のばすのが上手くてちょっと泣きそうになるところ

ある男(2022年製作の映画)

3.5

正体の分からない男の過去を調査する系映画ってなぜこんなに日本映画に多いんだろうか。
李相日『怒り』、吉田大八『羊の木』とかもっと色々あった気がする……『市子』は女性だけど同じジャンル。
実際にこの日本
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(2023年製作の映画)

3.9

『愛にイナズマ』と続けて見てよかった。裏表のような2作。

【共通点①】
・ずっとこうやってきたからっていう習慣から来るルールみたいなものを疑わず、それはそういうものだから仕方ない、変えられない、と言
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.3

恋愛映画なのかと思いきや、家族映画。
その中で異質な窪田正孝の存在が終始フワフワとしていて、妖精のよう。最後までこの人は実在しているのか?と訝しんで見ていた。

【一番好きなシーン】
・展望台みたいな
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.3

こんな映画、配信で見ていいわけないよねー。音響のいい新文芸坐で見て良かった。

ブラッドリー・クーパーの才能に脱帽。『アリー/スター誕生』の何倍もいいと思った。監督としても腕が上がっている、というより
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

ファンタジーすぎる。
『天然コケッコー』や『リンダ リンダ リンダ』で何も悪いことが起こらないことと、この題材で何も悪いことが起こらないこととは、違う。

そういえばカラオケ歌う綾野剛、『花腐し』で見
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.3

なんでもないようなことが幸せだったと思う。

『天然コケッコー』もそうだったけど、山下敦弘×向井康介の特徴なんだろうか、悪いことが起こらない。ほのぼのとした何でもない時間、でも後から考えると尊い時間を
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.9

【一番好きなシーン】
屋上から見つける委員長の背中
関係性が逆転する瞬間はいつも最高

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

音楽うるっせえ……

トリニティ実験のシーンで思い出したのは『8 1/2』。ロスアラモスで指揮を振るうオッペンハイマーの姿は映画監督のよう。ロスアラモス自体が作られた町、いわば映画のセットのようで。や
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

ようやく見れた。

意外にもラブストーリーでしたね……大きな物語に振り回されて無視され犠牲にされた個々の愛についての切ない話。

フィルム上映!
美術、衣装、などの徹底された美しさ。
そして英国俳優ク
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月の砂漠(2001年製作の映画)

4.1

恐らく仕事の要件で鳴っている携帯を車から川に投げ捨ててしまうのだけど「そんなことで時間は止まらない」とか言うのとか、撃たれて腕から血流してるのに「東京に帰って11時の会議に出なきゃいけない」とか言って>>続きを読む

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.6

東野圭吾の常套手段。
突っ立ってしゃべってるシーンが長くて飽きた。役所広司が光に弱いのと薬師丸ひろ子の予知能力という謎設定。
柄本明は相変わらず素晴らしい。
撮影がかっこいいなと思うシーンは多かった。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.8

ドラマパートどん滑りで見てられない。
キャスティングも脚本も演出も何もかもしっくり来ない。

【一番好きなシーン】
・最初の遭遇
・銀座に降る黒い雨

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

【一番好きなシーン】
・そうとは言わずOKと言うコムアイ。
・足立正生と電話しながら寂しそうな若松孝二。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

1作目の方が面白かった気がする。
話はもう古典的で普通で別に新鮮味も面白みもないから、画と音のデザインしか面白がれない。でもそこは本当に面白い。
だから劇場で見なきゃ何の意味もない映画。

【一番好き
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クラム(1994年製作の映画)

3.9

愛すべき不謹慎野郎。
でもある意味、兄弟の中でロバートが一番平凡かもしれない……一応社会に適応はできているから……。
天才に生まれてしまう苦悩みたいのを痛切に感じた。

【一番好きなシーン】
弟が痴漢
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

『デスノート』の金子監督がこういう話を、っていうのは納得感あるけど、脚本の面白さを十二分に活かしきれていたかというと微妙な気がした。なんか勿体ない。もっとべらぼうに面白くできそうなのに、なんかモヤモヤ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

三宅さんの映画には、別にスペクタクルはないのに、見終わると、ああ良い映画見たなぁーって思わされてる。魔法か?

【一番好きなシーン】
5年後、からの、奥の部屋の光石さんに「置いておきまーす」

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.4

私、高橋知由さんの脚本がツボです。
『不気味なものの肌に触れる』のあの感じも大好きで。
ハレとケ。湿ってて静かで急に狂気が表出する感じ。

アカシアの道(2000年製作の映画)

4.3

苦しいほどに強かった母が、私より弱くなっていることに気づいた時。

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