Periko

神回のPerikoのネタバレレビュー・内容・結末

神回(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「元気のある時にできたことはあったでしょ。」

予想だにもしない学びの言葉があった。

今見れて良かった。

5分でループしてしまう、ループ系でもかなり短い。
しかも解除法が全然見当たらない。
飛び降りまくっても死ねない。
しまいには、加藤ちゃんを犯そうとして、立たずに失敗w
ループ系の醍醐味、同じ台詞が出てくるのでそこに対する予測的対応は面白い。周りの客も爆笑してた。主人公がだんだん頭おかしくなっていって、思春期ならではのてんやわんやな感じはおもろかった。

年取ってて、夢とか妄想の世界が現実と混在しちゃってるみたいな設定は1番嫌い(ドラクエの映画みたいな)で、医者が教室の中に入ってきた時はまじで冷めた。
けど、主人公の甥っ子?の奥さんが、おじさん(主人公)がこんな姿になる前、「元気なうちにできることはたくさんあったでしょ!」この言葉がブッ刺さった。
見つかった加藤ちゃんとのツーショ、実は文化祭実行委員に立候補したイケメン君とのツーショを同じ場所で撮っていた時にたまたま隣で撮っててうまく切り抜いたものだった。主人公は実行委員にもなれていなかった。主人公とイケメンくん2人で手を上げた時、もう少し張り合っていれば、
もっとあの頃アクションを起こしていれば、そんなことを思いながら初恋の相手に片想いし続けたんだろう。

ループの中でもまさかの成長は続くので最終的には2人とも年寄りになっていた。これの演出は初めて見たから新鮮だった。

自分も今仕事に忙殺されているが他にやっておいた方がいいんじゃないか。今の24歳の自分を俯瞰して見れた。今を生きよう。

なんだかんだ見れて良かった
Periko

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