予定調和を嫌ったようなまさかのラストシーン。画力と余韻がすごかった
話題には出てくるが本人は一切登場しない。そんな作りに衝撃を受けた「桐島、部活やめるってよ」
の朝井リョウ原作。
どんな話しか説明するのがとても難しい。
生きづらさ、普通と異常、大人と子供、社会や学校、あり得るあり得ないetc
色々と描いているけど根本はひとつ、のような。
ガッキーのファーストカットが全てを表していますね、表情で。見たことないガッキー、的な文句を見かけましたがその通りでした。
子どもは水遊びが好きなので大人になると普通になって異常になっていくんだね
だから彼らは子どものままなんだけど異常なのはきっと普通のフリした大人たちなんだね
ガッキーが磯村勇斗を見送るシーンが切なすぎて泣けてきます。
キャスト全員よかったですが、個人的に東野絢香さんに助演女優賞です。表情、立ち姿、喋り方、全てに世界観があるのに、でもそこら辺に普通に居そうな感じ。
吾郎ちゃんもまさに適役。頭カッチカチなんだけど人はいい。磯村さんは観れば分かりますもはや。
ラストは最初のシーンに戻ったようで、救いなく終わる。それがまた好みで最高◎
言ってはイケないことはあるけど思ってはイケないことは無い。多分
今さらながらVaundyあーえー声