正欲が取り上げているテーマは、多様性そのものではなく、多様性を扱おうとする側の視線だと思った。
作中で繰り返し示されるのは、社会が想定する普通が、いかに限定的で想像力に乏しいかという点。多数派にと…
これは原作が、すごすぎるからなあ、、でも読みながら息苦しくなったあの閉鎖感があったな。桐生と佐々木の同じ屋根の下で暮らしているのにいびつな空気感、体を重ねてからまた一つ信頼が深くなる感じ あれは映画…
>>続きを読む夫婦を構成し人と人を繋ぎ止めるものが、恋愛感情じゃなくたっていいよな〜
それが男女なら、理由はどうあれ家族になれるが、同性だと法律的に家族になることもままならない、なんとも身勝手な世の中。
寂しそ…
私はこの原作を心から愛して信頼している。
そのためこの低評価。
そのまま再現していたら尺ないし、原作と映画で別物として観た方がいいかもしれない。割と大々的に改変されていた所感。
まず、というか特に…
あまりにマイノリティ過ぎて理解に苦しんだが、大きな括りで言ってしまえばLGBTQも俗に言う"普通"の人達には同じようなものだろう。
誰しも人に言えない隠し事の一つや2つはあり、悪いことではないが不審…
多様性の枠からも外れた人たちの生きづらさがありありと描かれている。ストーリーの根幹は水フェチの人たちではなく、生きづらさを理解した気になっている神戸や「普通」に囚われている寺井にあると思う。彼らがお…
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