静かな映画なのに、心臓の鼓動が速くなった。
マイノリティの方に焦点を当てている映画。
でも、今の世の中に当たり前のように溢れている光景でもあるように感じた。
そもそも普通ってなんだ？自分にとっては普通でも、誰かにとっては普通じゃないかもしれない。
自分がマジョリティだと思っていても、マイノリティかもしれない。
でもマイノリティだっていいじゃない。
人を起訴する検事が、固定概念に縛られ、自分の考えの範疇で判断しようとする姿勢に恐怖を感じた。
ただそもそも、マイノリティ、マジョリティとかの問題ではなく、その人その人と、固定概念にしばられず真正面から真摯に向き合える人間力が必要だと感じた。
それを養う為の知識の深さやアンテナ力、何よりも人を想う力を持てるようになりたい。
誰かが寂しさを感じる時に側にいられる人間でありたい、そして誰かに側にいてあげたいと思われる人間でありたいと思わせられた。
相手を想い、自分を想い、相手と自分を認める気持ちが、自分の当たり前を少しずつ広げていくのではないだろうか。
そんな考えを自分が持っていることに気が付かされた。
