ディズニー100周年の記念作品ということで果てしなくハードルが上がっているような本作。批判的な意見をTwitterで見る前から触れていたが、楽しめた。
ファン向けのオマージュが散りばめられていて、それがわからない人からすると台詞回しやカットの意味が分からず突飛に感じるところはあるかもしれない。
他人種の国という中でポリコレ要素はきっちり備えているため、そういうのが受け付けられないという人からすると批判の対象にはなりそう。
また、マグニフィコ王を「推し」と据えるとストーリー批判を展開できるが、純粋にアーシャ側に立って観た場合は批判的な解釈に無理があるだろう。
批判を受ける要素は様々ある一方で、それらを跳ね飛ばす面白さをしっかりと備えていると思う。100周年を飾る作品としてしっかりとまとめてきたと感じた。