まさ

フェイブルマンズのまさのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.0
んー 期待しすぎてしまったのか…

まずフェイブルマンズ って何?
名前だというのは分かりますが、何故にフェイブルマンズなのでしょう。
もっとスピルバーグの自伝的な意味合いを感じ取れるタイトルには出来なかったのかな。
これをスピルバーグの私的なお話だと知っている人は
少ないのではないでしょうか。
スピルバーグ側は、私的な話だと思って欲しくなかったのかな。
(いや客が入っていないので、スピルバーグの話だよと分かってもらった方が良かったのでは と思ったもので)

さすがスピルバーグ、映画の作りが上手いので
エピソードが弱くても飽きることがありません。
…いやエピソードが弱いわけではないのかな。
期待していた内容と違っていたから、そう思っただけか。
私が期待していたのは、人生のこのエピソードがこの映画に活かされている
とか映画を作る上での指針やテーマは、こうして作られていった
というもっと自身の映画制作の中心の部分。
映画制作者(や芸術家)の業や映画表現の危うさ(編集次第でどうにでも表現出来る)といった一般的な話ではなくてね。
まあ だからフェイブルマンズなのか…。

でも映画自体は本当に良く出来ているので
楽しめる作品ではあります。
最後の同級生との意外な展開とかは面白いし
最後の最後の「地平線はどこにある?」のくだりは最高です♪
まさ

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