エータキ

フェイブルマンズのエータキのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.9
地平線の話からの最後のカットでなんか異様に泣けちゃった。こんなにも簡単に面白いか面白くないか判断がつけるのかって感じ。
この経験から「激突」や「ジョーズ」が作られたのかなみたいなシーンが挟まってきて本当に自伝的な話であると理解したけど、キャンプや学園祭での話は知人がみんな死んだから映画化したのか?と思った。
映画は秘密を隠したままにできるというのがキャンプのシーンからわかり、一方、映画はその人をとんでもなく魅力的にも映すことが出来るみたいな話を学園祭のシーンでやって、そのどちらでもこのことは墓場まで持ってくよと約束するシーン入れて、でもこの映画作ってる時点で秘密にしてないじゃん!からのラストカットでスピルバーグはなんか面白い作品なんて当たり前に作れるんだよと宣言してきてる感じで怖いなとも思った。
全てが実話ではなく、大いに脚色してるとこもあるだろうけど人生の話から映画とはこんな感じだよっていう話作れるのが結局すごい