kazun

フェイブルマンズのkazunのレビュー・感想・評価

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)
3.6
初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年は8ミリカメラで色んな作品を作っていく。

スピルバーグの伝記ということで興味深かったです。見るまでは映画を怖がっていたのに、見たあとすぐに印象的な場面を自分で再現していくのでやはり天才は違うと思いました。

好きこそ物の上手なれと言いますが、まさにサミーがそうで、小さい頃から色んな工夫をして作品に仕上げていき、長じて戦争物を撮ったところで皆に感動してもらえる物が出来るように。
この戦争物でラストシーンの演出を説明したら役者役の子が劇に入り込み、アドリブの動きをしてしまうのですが、無理に止めないところが面白かったです。

家族のドラマでは理数系の父親と芸術肌の母親、父親の親友の関係が主に描かれます。

「出来事には意味がある」
サミーは映画の仕事をするにあたって人生の機微を学んだといえるのでは。

ジョン・フォードと会えて良かった!
地平線は上と下なら面白いけど真ん中はダメと聞いた後のラストシーン、地平線が動く(笑)!
kazun

kazun