ヒロ吉

カミングスーンのヒロ吉のレビュー・感想・評価

カミングスーン(2008年製作の映画)
3.7
JAHIOにて字幕鑑賞。

あらすじは映画技師として働くシェーンは実際にあった事件を扱った新作ホラー映画『復讐の霊魂』の試写会が行われた後、お金に困っている事を理由に仲間と一緒に海賊版を制作する犯罪に手を染める。
しかし、作業中に仲間は失踪してしまい…というもの。

”あのシーンを見たら死ぬ“

『心霊写真』脚本家の監督デビュー作。

劇中映画の首吊り口裂けババアが現実の世界に現れ始める”映画“という装置を使い映画館が舞台のタイ産ホラー。

劇中映画がなかなか攻めていて厭な映画🤣笑
顔に火傷?を負い、脚は怪我、髪もハゲ散らかしている老婆チャバーは子供を亡くして気が狂ってしまい、他人の子供を自分の子供と思い込み拐っていき、殺す猟奇事件の犯人。
ルックスも怖いし、少女が襲われるシーンも厭な感じ。
子供達も目をくり抜かれた痛々し過ぎるメイク。
子供達の親が首吊りして犯人チャバーを殺す…という筋書きの劇中映画。
そんなチャバーが現実世界に現れて襲っているのか?と思いきや…
死んだと思われたチャバーは生きている…?

なら怪異の原因は?
劇中映画に隠された秘密とは?

恐怖度はまぁまぁ、展開は王道やけど何より案外しっかりとした大真面目な作りは好感が持てる。

CGは若干ちゃっちいのは残念やったけど、エレベーターでのくだりのジャンプスケアは勢いがあって良かった。
廊下の照明が消えていく…
TV、鏡に映る老婆の姿…
ヒロインの成りすまし…
劇中映画の中に現実世界の登場人物が死体として現れる…
フィルムを燃やそうとしたら現実ループ…
劇中映画の続きが主人公に襲い掛かる場面として流れて目玉をくり抜かれるショッキングシーンをデッカいスクリーンで流すセンスはとても良かった!
じっくり見せて欲しかったけど!

首吊りシーンがなかなかの厭らしさ!

オチもJホラーっぽくて好き!
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