びっくりするぐらい期待超えてきた。こういうアート系で登場人物も話の規模も小さい作品は物足りずで終わるだろうと思ってたらめちゃくちゃ惹きつけられた。
プールで揉めるシーンがピリッと引き締めてられてて、この映画のターニングポイントとしてめちゃくちゃいいシークエンスやった。そのシーンまでの2人の会話がすごいゆっくり進んでいく感じ、ある意味緩くお互いを理解合ってる感じ、単調でほぼ動かんカメラワークからの対比が凄すぎて。上映時間が94分やからその対比の静の部分に飽きることもなく、すっと受け入れられてかつ衝撃を感じられる組み立てやった。
その後の兄貴と面会するシーンの安心感のある感じも、それまでのリンジーの安定しない雰囲気と対比が効いてた。なんと言ってもジェニファーローレンスの表情がそこだけ圧倒的に柔らかいのよ。
最後だけ人が沢山おるプールに飛び込むところとか、最後の会話の返答は見せへんところとか、考えたくなる要素もいい塩梅で含まれてて、全体として満足感すごく高かった。