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蛇の穴のlemmonのレビュー・感想・評価

蛇の穴(1948年製作の映画)
4.4
終始圧巻。
久しぶりに観たけど、やっぱり凄かった。
あの愛しのメラニーは何処へ😢😆。

ニューロティックサスペンス。
一見はヒロインが精神を病んでいるわけだが、周囲の人物たち、それも正常とされる医師、看護師、夫と、誰も彼もが疑わしく、とても落ち着かない気分にさせられる。

物語を追うというより、その時その時のヒロインの心理描写に見ている自分の心が覆い尽くされそうになる。居た堪れなくもなるし、不安にもなる。これはデハビランドの力によるものだと思う。

嫉妬。
これがきっかけで悪い方向へ。
が、皮肉なことに嫉妬により、
荒療法が功を奏したか。

デハビランドは天晴れ🎉。
なぜか悲しいけど。メラニー🥺。
(ただ大人になるとメラニーの方がホラーというか非現実に思えてくる今日この頃😅。いないよね、あんな人。)



オリヴィアデハビランド。
絶対的だった映画会社ワーナーブラザーズを相手に俳優の権利を得るため闘ったひとなのだ。可憐なヒロイン役の安定より演技を追い求めるために、、、なんとど根性、それに良い意味で(?)性格歪んでいるのだろうなあ😏。ベディデイヴィスが「俳優ならデハビランドに足を向けるな」と言ったらしい😱。

まだまだ容易に観ることのできない作品が多い😭。求むデハビランド作品のDVD化。配信でも🙇‍♂️。何となく他の大女優陣より世間の扱いが悪い気がする😂。ファンゆえそう感じるのか。
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