Shuntaro

桃太郎侍のShuntaroのレビュー・感想・評価

桃太郎侍(1957年製作の映画)
4.2
このところTV版(日テレの高橋英樹ver.)を見ているので、比較したいのと、我らが市川雷蔵の勇姿を見るために鑑賞。

TV版とはテイストが全く異なっていたが、この作品はもはや発想の勝利というか、設定が良すぎる。一介の浪人が実は藩主の落胤で…という出自から、市井の極めて小さな事件が巨悪に結びついていく過程を追うのが愉快だし、最後はきっちり桃太郎が締めるのが痛快極まりない。一番好きな時代劇かもしれない。

しかし、三隅研次監督が撮る雷蔵の美しさはなんなのだろう。引き続き観ていく。
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