マーフィー

REVOLUTION+1のマーフィーのレビュー・感想・評価

REVOLUTION+1(2022年製作の映画)
3.3
2022/12/26観賞

当時物議を醸し、上映の是非すら問われた作品なだけにコメントが難しいけど、
この件をテロというのも革命というのもどこかしっくりこない自分がいる。
どちらの言葉を使って表現しても表現する人の思想を感じる難しい作品。

観る前は徳利の「EVOLUTION」(https://music.amazon.co.jp/albums/B09PYB9H9V?do=play&trackAsin=B09PY35G4N&ref=dm_sh_Yfee4jh6nBrWJ7BuiXRvK6DuC)が頭を流れづつけるクソ状態で、
観た後はキングギドラを聞きながら帰った。
関連があるわけではないけど政治的な映画を見るとコンシャスなラップが聞きたくなるのはあるある。

この件をきっかけに社会が見てみぬふりをすることができなくなって今の状況があると考えれば、結果的には革命だったのかもしれないけど、
劇中で川上が言ったように「個人的な恨み」でしかないのでRevolutionも必ずしも言い得て妙ではないと思う。

このスピードでこの出来事を映画にしたことは最高にヒップホップだと思うし、芸術ってこういう凄さもあるよなと感じた。
ただ内容は色々と考えさせられるので、
まずは素直に「カルト2世ってしんどいな」とだけ受けとろうと思う。

フィクション部分と事実を元にした部分をハッキリさせてもう一度ストーリーを追いたいなと思った。
あくまでフィクションではあるけど、本物の安倍元首相の過去の演説、講演、そして銃撃当日の映像・音声を使っているところはものすごく刺激が強い。
トピック自体もだけど、死んだ人の映像や写真を風化する間もなく、しかも主人公の敵として登場させている点も、何より政治的思想関係なく物議を醸し出す要因であったように思う。



週2でハンバーグの家庭とか嫌なんやけど。
幸せな一般家庭の例としては微妙。

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