役者は良かっただけに非常にもったいない。
まず、それぞれのキャラクターの背景や、
葛藤などを見せつつストーリーを進めてくには恐らく3時間半はかかるだろう本作だが、2時間ちょいに無理矢理詰め込んだ感があり、観客が納得する前にドンドン話を進めていくため、何度も「いやいやいや。。。」って心の中でモヤモヤしてしまった。
しかも熱い感じでクサイセリフを言わせてなんとかごまかして、はい次の展開行きましょう！って感じで、それずるくない！ともおもった。
だったら無駄なキャラクター削って、主要なキャストに話を絞りこんだほうが良かったのではないかと。
不要なカットを削ったという感じではなく、脚本からそもそも削っていた感じだったので、おそらく最初から尺短めに行っときましょうって事だったんだろうか。
興行的な事もあるのだろうが、だとしたら残念すぎる。
それと演出が古臭く正直ダサい。
特に最後の試合のスローシーンの演出とエンディングのダサさにかなりテンションが下がった。
ボクシング映画に出演する役者はいつも激しいトレーニングで自らを追い込み素晴らしい演技を見せてくれる。
今作も本当に素晴らしかった。
がゆえに非常ーに残念に思った。
