犯人です

ほの蒼き瞳の犯人ですのレビュー・感想・評価

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)
3.5
【あらすじ】
1830年の冬のある日。アメリカ・ニューヨーク州のウエストポイント陸軍士官学校で、心臓をくり抜かれた士官候補生の死体が発見される。学校の評判が悪くなることを恐れた幹部たちは、引退していた元刑事オーガスタス・ランドー(クリスチャン・ベイル)に内密に捜査を依頼する。調査を開始した彼は、風変わりな士官候補生エドガー・アラン・ポー(ハリー・メリング)に協力を求め、二人で事件の真相を追う。(Yahoo映画参照)

【概要】
[Netflix作品]『ファーナス/訣別の朝』などのスコット・クーパー監督とクリスチャン・ベイルが3度目のタッグを組み、ルイス・ベイヤードのミステリー小説を映画化。19世紀アメリカの陸軍士官学校で起きた殺人事件を捜査するため、元刑事が一人の士官候補生と協力して事件の真相を追う。後に作家として知られることになる若き日のエドガー・アラン・ポーを『キーパー ある兵士の奇跡』などのハリー・メリングが演じるほか、ジリアン・アンダーソン、ルーシー・ボーイントン、シャルロット・ゲンズブール、ロバート・デュヴァルらが出演する。

『良い点』
・豪華なキャストと素晴らしい演技
・全体的に薄暗くジメジメした雰囲気

『悪い点』
・ミステリーとしては成立してない。
・スローテンポなストーリー展開

《感想》
Netflix オリジナルで最近配信が始まった今作品🎬
予告を見て個人的に好きなタイプの作品だなと思い視聴しました‼︎
後で見て知ったのですが若き日のエドガー・アラン・ポーだったんですねあの風変わりな士官候補生(笑)

——— 🔹キャストと演技🔹 ———
豪華なキャスト陣で固めてます。
まず主演は『ダーク・ナイト」や「アメリカン・サイコ」で知られるクリスチャン・ベール。
暗くてジメジメした雰囲気のした今作品にあった演技をしています‼︎
頭が切れるがどこか闇を抱えている役柄にとてもマッチしてます👍👍
そして相棒役として若き頃のエドガー・アラン・ポーを演じるハリー・メリング。
この方は『ハリー・ポッター』のダドリー・ダーズリー役として知られる方。
ポーはとても頭が良くて語学も堪能だが、結構変人な性格。
そんなポーを声のトーン顔立ち喋り方まで完璧にこなしているなと言う印象を受けました‼️
脇役の方々もそれぞれのキャラクター像と映画の雰囲気にとてマッチして好印象でした😁😁

——— 🔹ミステリー映画として🔹 ———
今作品は一応ミステリー映画を謳っています。
あらすじや予告を見る限り謎解き要素があるミステリー映画なのかなとも感じていました。
ですが、ミステリーはあってないようなもの….
今作の謎解きは作中の当事者じゃないと分からないので無理です😂😂
どちらかと言うとサスペンス映画でした。
映画の雰囲気はというととても薄暗くて湿気感が強め‼︎
基本的に何故か天気は曇りor雪です(笑)
ほんとに明るいシーンゼロなんですよね‼︎
映画の内容とマッチして個人的にはこのような絵作りは好みです👍👍
ですが好みは別れると思います….
また、暗い絵作りを意識してるせいか前半は特に退屈なシーンが多め…
どこか視聴者が惹かれる謎が散りばめられていたら話に引き込まるのですがストーリー自体はシンプルなのでスローテンポに感じました。

——— 🔸最後に🔸 ———
今作はドラマティックな演出やゴア表現が少なく結構控えめな描写が多い印象を受けました。
全体的には作風も相まって地味な作品となってしまいましたが、映画のセットや小道具までこだわり・陰鬱だがどこか美しさを感じる絵作りが感じられます‼︎
また、終盤の真相に驚く方も多いでしょう‼︎
Netflixオリジナルの中でも丁寧で魅力的なサスペンス映画でした🎬