朝鮮と清の歴史に詳しくないので、いまいち話に乗れず。
梟の設定は面白いと思った。
特に中盤の「目が見えるようになったと思ったら、なんじゃこりゃ!!」の場面は、この映画の独自設定を最大限に活かしていて、素晴らしいと思った。
その場面までは話が退屈に感じていたので、ついにここから面白くなっていくのかと期待したのに、話が進むにつれて脚本の杜撰さの方が気になってしまった。
そもそも医者が人を暗殺する時、毒薬を使うのは一番ダメでしょ。
真っ先に自分が疑われるんだから。
今回はたまたま目撃者がミスしたから疑いの目がそっちに向かったけど、それがなければあいつはどうするつもりだったの?
主人公も大事に秘密を抱えていた割には、ミスの連続でいろいろな人に正体バレすぎ。
一歩間違えれば殺されるかもしれない状況なのに行動が雑で、応援する気が失せてくる。
敵側も圧倒的有利な状況からこれだけ追い詰められて、逆に凄いと思った。
「ふくろう」を「梟」と漢字で書くことを知れたのは勉強になった。