にゃにゃ

あしたの少女のにゃにゃのレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
4.4
思った以上に社会派映画。
韓国で2017年に起きた事件がモチーフになってるらしくて、韓国の職業高校の就職システムへの問題提起になっていた。

超学歴社会はよく取り上げられてるけど、職業高校の話は全く知らなかった。ブラックな職場から子ども達を守るべきなのに、この現状は酷い。
誰も子どもを守ってくれてない、親にも学校にも…相談するところがない。
逃げ場はダンスだけなのに、お金を稼ぐ為にはダンスも続けられない。

先日観た「遠いところ」は同世代の沖縄が舞台だった。未だ10代の子どもなのに家計をささえ、努力しても無力感しか帰ってこない。死にたくなってもしょうがないんじゃないと思わされる。
何ものかに対して同じような憤りを感じた。


公開前から楽しみにしてたけど、上映館が少なくてやっと観れた。とても良い作品だと思うのに、他国の社会の作品はお客さん呼べないのかな。お勧めです。

※ペドゥナ、なかなか出てきません笑
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