このレビューはネタバレを含みます
私にとってこれは輝く若手発掘映画でした。
一番最初の情報解禁。
3人の名前見て、
「え、これ興収大丈夫？」
っていうのが第一の感想。
与田ちゃんJO1が集客枠かって思ったけど、その他の追加キャストは全然知らない人たちばっかりだし←知識がなくてごめんなさい
ドロップはすごくキャスティング豪華なイメージがあったから品川監督作品ってこういう感じになったんだ〜と思ってました、見るまでは。
蓋開けてみたら、その名前も顔も知らなかった人達が一番いい味出してた。何様って感じだけど。
品川さんの監督としての審美眼、演出力ってすごいんだなぁって。
醍醐虎汰朗くん、宮澤佑さん、久遠親くんを知れたのが本当に収穫だった。
どこまで本人がやってるかわからんけどアクションまじで凄いのよ、上手い。
あっちゃんは本当に運動神経が良い人じゃなきゃ絶対できない部類の動きだし、一雅は見栄えとしての筋肉もめっちゃキレイだった。この二人が対決する屋上シーン、CGじゃないと品川監督言ってたけどマジか？どうやって撮ったんだろ。
武藤というか久遠くんは顔ちっさくて脚長くてめちゃくちゃスタイルいい。そこから繰り出されるキチっとしたアクション。
JO1もアクションは良かった。でもやっぱり映画だから。芝居の部分に不安があると、見ててソワソワしちゃう。
（ヒロインは正直芝居としては見てられないレベルだったな。。。）
先に挙げた3人は芝居もめちゃくちゃ安定していて役としての魅力がバシバシ出てた。
ヤンキーとなんの関わりもなく生きてきた自分にとって正直ストーリーは共感できないし、よく見るヤンキーものの構図だし、当たり障りがない感じなんだけど。
とにかく3人が良くてそれだけで満足。
それから倉くんも今作で初めて知ったんだけど、品川さんの演出にしっかり食らいついたんだろうなぁってわかるのが喧嘩じゃなくてセリフのテンポとか言い方。
ちょっと間違えると全然面白くなくなっちゃいそうな掛け合いをすんごく頑張って演じてたと思います。
安倍要に関しては、中の人推しなので、ちょっと厳しい目で見ちゃってるとこはあるかも。
要の登場シーンは声作りすぎてて違和感だった。中盤もっとナチュラルになってきた(それでも恒司くんの素の声ではないけど)時の演じ方の方が全然良かった。
見た目はちゃんとヒゲ面デカ男なんだけど汚らしくないというか、臭くなさそうというか。原作の要を知ってる方からしたらそれはもしかしたら減点なのかもしれないけど、女性がたくさん見るであろうこの作品にとっては中の人の清潔感がプラスに働いてるなーと思いました。
最後のセリフ、初見は「え？あっちゃんは何代目？？？？？」ってなったんだけど、続編を期待させる良い締め方でした。
