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Sin Clockのsakerokeのレビュー・感想・評価

Sin Clock(2023年製作の映画)
4.5
※まだ頭の中が整理できていないので編集すると思う。舞台挨拶の内容も思い出せる限り後で追加したいし、文章も推敲したい(映画の感想は観た日に、ホットな内に書くという最近決めた自分ルールに従ったためとりあえず書いた)。

舞台挨拶付きで鑑賞
池袋にキング降臨!となれば行かざるを得ない
(公開初日の舞台挨拶付きのチケットも取れたんやけど、高校の友人と急遽久しぶりに飲むことになったので断念した)

窪塚補正でスコアが高くなっているかも(いや、そんな事はない)
全体的にスコアがイマイチなのが不思議。もっと評価されていいと思った。

窪塚洋介は昔から大好きな俳優の1人。
未だに1番好きな邦画は「ピンポン」だし、1番好きな日本ドラマは「ロング・ラブレター 〜漂流教室」
(公開を控えているある作品でも本当に良い味を出している事はもう少し先の話🤫)

映画はやや後方でスクリーン全体が俯瞰できる位置で観ることが好きだったんだけど、舞台挨拶付きということもあって、迷わず前方をチョイス。

この"映画を前方で観る"という考え方は以前の自分にはなくて、最近は色々と座席も試している。
きっかけは"迫力のある映画はやや前方で見上げて観るとまた違った印象を受けて良い"と教えてもらったことなので、この様な気づきを与えてくれたことにとても感謝している☺︎

また初グランドシネマサンシャイン池袋だったんだけど、映画館の雰囲気が最高だった👏
ここに住みたい。
以前ここを自分のホーム映画館と教えてもらったことがあるんだけど、この自分のホーム映画館という考え方も以前の自分にはなくて、こういう考え方を教えてくれたことにもとても感謝している☺︎
映画館にとても愛着が湧く☺︎
より映画の楽しみ方の幅が広がった。

池袋ってTOHOシネマズもHUMAXシネマズもあるし映画館激戦区?

生まれて初めてパンフを買ってみたけど、こんなにも読み応えがあるものなんだな。これからは好きな作品に出会ったら迷わず購入したい。
特に窪塚洋介と盟友の井浦新のインタビューは良かったな☺︎









以下ネタバレ
マジでこの映画はネタバレなしで観た方が良いです。























もっとこうした方が良かったと思ったところ。

①謎のヒットマン(般若)が突然襲ってきた時、ヤス(Jin Dogg)が「大谷(螢 雪次朗)(の仕業)だろう」と言っていたけれど、話の展開的に大谷は絵画の強奪計画に気づいていないと思った。やけん、世良(風太郎)が金で依頼した事にして、そのような描写を入れた方がもっと綺麗にまとまったと思う。その方が自然。
↓世良は前金を払って裏社会のチバ(藤井誠士)達の殺害を依頼し、殺害が完了したら連絡をもらうように手配する。
↓連絡があれば成功報酬として更に金を渡し、あわよくば絵画も回収する。
↓連絡がなければ、ヒットマンは返り討ちにされたと考えて、そのまま金だけを奪って逃亡する手筈にすれば良いと思った。
その方が世良の狡猾さがより際立った。

②大谷="ヌニュス"だと言うことが当然のように映画が進行してしまうけど、大谷がおそらくメディアで"ヌニュス"を所持していることが判明していると思うので、その描写を入れた方がもっとストーリーが分かりやすくなると思った(テレビで語っているシーンや週刊誌でヌニュスの絵画所持か?と言うような記事を出すとか)。

③キョウ(葵揚)が、"クスリをタクシー会社内で蔓延させているのはオレじゃない。誰かは知っているけどな"とシンジ(窪塚洋介)に語っていたけど、それは世良だったのかな?
それなら世良がクスリをタクシー会社内に蔓延させている描写を、全てのタネを明かした後に入れた方がもっとスッキリしたと思う(もしかすると世良じゃないのか?)。

④ヌニュスの出所が大谷と関係があったのがスペインの証券会社だからここだろうって言うのは少し短絡的に感じた。



以下感想。

キョウの目が終始バチバチにキマっちゃってるの最高だった!
この映画の中で1番好きなシーンはシンジがユカ(橋本マナミ)とエレベーターホールで熱いキスをした後、キョウの待つタクシーに戻ってきたシーン。キョウがバックミラーでシンジの顔を見て「付いてる(口紅が)」と言って破顔するとこ!
終始バッキバキにキマっちゃってるキョウの唯一の笑顔のギャップが凄い。

キョウが終始イッちゃってたので、これってキョウが金を独り占めして、シンジとダイゴ(坂口涼太郎)裏切られるんちゃう?って最後の方まで疑ってたけど、いい意味で裏切られた。
そして、金を何者かに奪われたことが明らかになった時に、「え?それじゃあまさか、世良に計画がバレて奪われたんか?」と思ったらその通りでとてもスッキリした。
世良はどうやってシンジ達の計画を嗅ぎつけたのだろうか(盗聴器を仕掛けていたが、なぜ盗聴器を仕掛けるに至ったのか)。

キョウ役の葵揚は「舞いあがれ!」のあきら兄ちゃんのイメージが強いので、ギャップが最高!

シンジが交通量が全くないところで、成田(チョコプラ長田)に一時不停止で捕まり、その後で悪態をつきながらタクシーで爆走(暴走)するシーン。最高に気持ちが分かる。
学生の頃、実験終わりの深夜3時過ぎに一刻も早く帰宅して寝たくて、全く車がいない二車線道路を爆走してしまいスピード違反で捕まった時と全く同じだった。
「マジで何なん!(罰金辛い!)こんな見通しの良い道路で夜中の3時過ぎに捕まえんなよクソが!(罰金辛い!)こんなことやる暇あったら深夜の繁華街で黒塗りの車全てに職質かけろや!(罰金辛い!)」って悪態つきながら叫びながら帰ったの思い出した。
(注※交通ルールはきちんと守りましょう)

シンジが子どもと一緒に遊園地に行くところ、空模様が曇天で映画の雰囲気と相まって最高だった。

世良が乗ったと思われるスペイン行き(バルセロナ行きだったっけ?)の飛行機が消息不明になったのって、結局は世良もうまく逃走できなかったってことか?はたまた、3億もの現金を海外に持っていくことは税関の関係でほぼ不可能なので、世良がハイジャックして逃亡したと言うことか?後者の方がしっくりくるけど、、、。
うーん。考えれば考えるほど深い。

世良が子どもに買ってもらったと言う腕時計を空港のゴミ箱に捨てたのはなぜなのか?
本作はSin Clockと言うことだけあって時計の描写が素晴らしかった(中華屋の時計、カーナビなど)。

・窪塚洋介を当て書きで脚本を書いたの凄いし、最高。
・タクシードライバーの窪塚洋介尊い。
・ブレイン・トラスト方式という、ピクサーで採用されている脚本をブラッシュアップしてゆく方式で作られたの興味深い。
・最近の映画ってもはや監督も脚本家も複数人いることが主流になってきているのかなと思ったりした。
・サイバーエージェントの藤田晋を落としたのも凄い。
・限られた予算でここまでの作品を作るの凄い。
・GEZAN、Awichの音楽を使うの最高。
・中華の円卓って日本人が開発したのか
・商業映画デビューと映画デビューの違いを調べようと思った。

「人生にはふた通りの生き方しかない。
ひとつは、奇跡など何も起こらないと思って生きること。
もうひとつは、あらゆるものが奇跡だと思って生きること。」

この映画を舞台挨拶付きで池袋で観れたことが奇跡だし、これからも様々な出会いを奇跡だと思って生きていきたい。

(↓こっから殴り書きした舞台挨拶のことを書きたい)


2023/3/27@横須賀HUMAXシネマズ
舞台挨拶付き上映
★4.0

冷静になって2回目をみたら、やっぱり脚本に気になるところがあるので1回目から−★0.5

葵揚は10頭身くらいあるわ

もっと3を意識しながら映画を観たい

・3ヶ月前に入社した3月3日生まれの男3人

・現金3億円

・午前3時に、ハザード3回

・3時30分空港集合

・カーナビの設定のズレ3分のため、3時33分シンジ空港到着

・333便

・3時33分3秒の時計

・設定ボタンを押しながらライトを3回つけるとカーナビの時刻が変更可能
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