高杉晋作

スタッツ:人生を好転させるツールの高杉晋作のレビュー・感想・評価

3.8
mid90’sが最高だったのと自身のセラピストとの対話をドキュメンタリーにするという企画に興味を惹かれて観たけど、様々な視点で楽しめた。

自分は基本的にセラピーとか啓蒙本とかを胡散臭く思う方の人間なんだけど(だから邦題の蛇足サブタイトルも無理)、仙人みたいなセラピストスタッツ翁の淡々としつつ愛嬌のある語り口調が心地良かった。

いろんなメソッドが紹介されていて、得心したり活用したいと思えるものもあればそうでもないのもあった。とは言えこの映画はそこだけを求めるものではないし、患者ではなくむしろ医者の方が(74歳にもなって)自己を見つめ直す様を撮影しているのが面白さでもある。

淡々としてるので眠くない時の鑑賞がおすすめ。



↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓










途中で撮影の内幕をバラすのが斬新(?)でやられた〜となったけど、あれは本当にジョナヒルが撮影しながら突如ああいう風に思ったのかな?最初から脚本として予定されていたんじゃないか?という気もしてしまった。特にパートXというメソッドがあって、かつグリーンバックのターゲットにたくさん「X」が貼られていたことは偶然ではないと思う。

あとたまに向かい合っての対話なのにカメラ目線のアングルがあって、これは撮り直してるんだろうな〜それってドキュメントじゃないよなあ1発撮りだとしたらどうやって撮ってるのかなーとか気になった。
高杉晋作

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