監視カメラに映りこんだという心霊現象を検証するドキュメンタリー。
監督:寺内康太郎
「スカイプ」
Skype通話をしている際の録画映像。
男性の頬に顔のようなものが浮かび上がっている。
この男性は"拳銃のようなもの"で殺されたそうだ。
拳銃のようなものとはなんなのか。
拳銃のようで拳銃でない、きわめて拳銃っぽいなにかと推測されるが、真相はわからない。
謎は深まるばかりである。
「ループ」
とある高架下トンネルに設置された監視カメラの映像。
異世界で逃走中に参加しているらしい男が映りこんでいる。
彼は無事、賞金を手に入れることができたのだろうか。
「祈り」
ある宗教団体の本部を撮影した定点カメラの映像。
白装束の男があらわれ波動拳をうってくる。
彼はストリートファイターだった、とでもいうのだろうか。
「廃墟6」
菅野くんシリーズ第6弾。
逃げるときの菅野くん、最近あんま泣かないからつまんない。
もっと全泣きで逃げてほしい。
菅野くんへの容赦ないダメ出しはすき。
「本当に呪われ続けた中年男性」
自らを監視しているという映像。
投稿者・吹石さんの社会不適合者感ほんとすき。
「あからさまなデジタル処理」は草なんよ。
画像がどれも往年の2chでよく見たやつだけどあれってフリー素材なの?
親の財産で無職やってるというあたりから吹石さんに対して謎の殺意が沸いてくるのはご愛嬌。
呪いのせいでコーラが手放せないといいつつ、しっかりゼロカロリーを選んでいる往生際の悪さも舌打ちポイント。
オチはすき。
「メッセージ」
とある地方の繁華街に設置された監視カメラ映像。
街頭ビジョンに不可解な映像が紛れこむ。
通行人は相変わらず無反応である。
「レア幽霊」
ある民家の玄関先に設置された監視カメラの映像。
驚くほど典型的な幽霊が記録されている。
ナレーションに悪意がありすぎる。
取材先でなにやら聞いたことのある話が飛び出す。
スタッフには心当たりがあった。
むしろ心当たりしかなかった。
総評
ややナレーション芸に傾倒した回。
声をあててる人も、シリーズがまさかこんなことになるとは思ってなかっただろうな。
2023ー旧099