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キラー 無差別殺人事件のYSKのレビュー・感想・評価

キラー 無差別殺人事件(2018年製作の映画)
1.2
原題から察するにすでにシリーズ第3弾らしいのですが、そもそもこの作品を見ることもしくは配信することそのものが大問題だということに目を瞑れば、この作品だけを見たところで何も問題ありません

この手の作品を評する際によく「低予算だからチープでつまらない」と使われがちですが、この言葉は物事を一方からしか見ていませんし、本質を捉えているようには思えません
ですのでこの手の作品はこう評すべきなのです、「つまらないから低予算でチープなのだ」と

もちろんこの世の中にある低予算映画は数知れず、例えば『CUBE』のように低予算でありながらも才覚を発揮したことで綺羅星の如く輝きを放つ作品があることは否めませんし、もしくは『クラウン』のようにイーライ・ロスの名前を勝手にクレジットして遊んでいたらイーライ・ロス本人から「いいじゃんそれ、作ろうよ」なんて声をかけられる夢物語だってあるでしょう
ただそれも、全ては「面白いこと」が大前提のはずなのです

つまり同じ低予算映画だとして、同じ目線同じ枠組みで話すことはそもそも大間違いだと言えるでしょう
だってつまらないから
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