「ロッキー」からの腐れ縁。なんか観ちゃうを繰り返して幾星霜。全作制覇へいっちょみてみるかと劇場へ。意外に面白…という調度良い案配。(akaこういうのでいいんだよこういうので)
ジョナサン・メイジャーズのヤバい顔面と体躯をスクリーンで正しく使用した正解例。なんだったんだ、あのパッとしなかったカーンin「アントマン」。
日本のアニメ大好きな監督主演マイケル・B・ジョーダンが宣伝がてらセレブなオタ活しに来日。本編後のアニメも彼の趣味みたいな…。質は高いが、ややこしいSF設定を短時間駆け足でがなり立てる惜しい作り。せめて30分は欲しいよ。
今回の因縁<敵>は幼なじみ…。特訓とボクシングのシーンがドラマパートに押されて随分少ない。「ロッキー4」みたいに互いにシンクロする特訓風景、そして「はじめの一歩」などを参考にしたというボクシングシーンはハリウッド映画にないタイプの演出でこれは正直ビックリした。観客なしの二人の世界になるの良い。
演出に少しぎこちなく感じる部分もあるが、音楽の使い方が良く葬送シーンやラストの語り合いの情感は捨てがたい。正直、かなり感動してしまった。