シッカン

劇場版 センキョナンデスのシッカンのレビュー・感想・評価

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)
5.0
(酒入ってます。深夜のテンションです)
2020年5月、コロナ突入期、選挙なんざ適当に当日顔写真と公約見て決めてた俺も、コロナ関連の様々なニュース、クソみてえな答弁をする政治家を見るに連れ、これおかしくね?なんなんコイツ?と、初めて社会に触れ合う。

時を同じくして、漢 a.k.a. GAMIが大麻で逮捕され、ネットで最新情報を得るためにTwitterを始め、ダースレイダーをフォローした。そこで何の気なしに見始めたのがヒルカラナンデスだ。

当時の俺は、政治ネタが嫌いだった。確か、その頃はフェミニズム的なもんも、かなり嫌っていたと思う。政治とフェミニズムは、てめえの半径5メートル以内に楽しみを見出せん奴が、苦しまぎれにネタにする内容と決めつけていた。今で言うと、陰謀論者と同じようなカテゴライズをしていたと思う。

それと、俺がもう一つ嫌いなのは、分かったようなツラして何かを断定する奴らだ。そいつらは主にTwitter、ヤフコメ、YouTubeチャットに生息する。ヒルカラナンデスは好きだが、俺はいまだに番組のチャットにコメントしてる奴らが大嫌いだ。てめえの勘違いの全能性に乗っかって、何か分かったような態度をとってるからだ。

そんな俺だったが、ヒルカラナンデスは聴き続け、香川一区ナンデス、参院選ナンデスもチケットを買って、凄え面白かった。

今日は渋谷のシネクイントに夜行ったが、正直なんだかなという上映会だった。どいつもコイツも色んなとこで沸いてたが、俺はそれがファンミーティング的な内輪受けに思えた。
上手く言えないが、そういうことじゃないのさ(ビッケ風)

今は、全てがいかに内輪受けするかっちゅう世の中だと思う。俺はヒルカラナンデスが好きだが、その輪に入りたくない。
まあこれも俺のガキな部分かも知れんが、とにかく嫌なんだ。
ダースレイダーとプチ鹿島がやってるだけで、盲目になってしまいたくないんだ。

例えば、この映画で色んな候補者が描かれるが、俺が一番良いなと思ったのは自民党の松川るいだ。友達にはなりたくないが、これが政治家の強さなんじゃねえかと思う。ほかの議員が失言を恐れてか発言をできるだけ最小限に抑えようとする中、この人は話終わろうとしてんのにガンガン話しかけてくる。それって凄え良い事だと思う。

いずれにせよ、俺が今の俺であるのに、ヒルカラナンデスが影響を与えているのは間違いない。頑張って欲しい。
シッカン

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